2018年05月18日

共立電子で販売しているギタープリアンプを導入予定

まだパーツがそろっていないので、あれだが、やはりリアP−90にはプリアンプとトーンコントロールをつけたい。
SUPROのピックアップはストラトシングルでもP−90であってもエレキギターのシングルコイルと比べると実は高音を拾わない。ゴールドフォイルとだいたい同じ程度にフラットなトーンの特性しかない。

ゴールドフォイルはさらに高音を拾わないので、ゴールドフォイルをリアにつけるのはまったく意味がないのだが、ライ・クーダーの場合は、ほぼ同じトーンの特性をそれぞれフロントとリアで発揮するピックアップをつけているとしか結論できない。どちらでもほぼ同じような音が出るのだ。

だからフロントとリアの一般的な考え方とは相いれない。ゴールドフォイル1個か、SUPRO1個で十分なんである。

だがゴールドフォイルやSUPROのように癖がないフラットなトーンの特性を持つピックアップが他にないのも不思議な話だ。それはあるピックアップの位置で明確な音がでることがバンドでは重要だからであろう。
さらにひずませると単純なトーンでないとわけのわからない音になりやすい。

P−90は、ひずませない限りにおいて一番明確で単純で太くサスティーンのある音を出すタイプのピックアップだと評価できる。

ギターバカで誤解をしている連中(誤解の巣窟)では、ピックアップぺーカーですら、P−90のふるまいを間違って修飾している。

つまり中音が豊かなのがP−90だという主張である。そういうことはなく、フロントにつければ恐ろしく低い音が出るし、リアにつけると軟弱なエレキギターの弦でも鋭いハワイアンスチールギターのサスティーンの長い高音を出すことができるのである。

ライ・クーダーはゴールドフォイルの低音について高い評価を与えているが、実際にテストするとP−90の方が低音がものすごく出る。フロントである限り、そんなに癖は感じない。このためゴールドフォイル不要論に傾いてしまった。あれに2万円出す奴は頭がおかしい。

さて、P−90だけのならいいのだが、クーダーキャスターのSUPROの代わりにP−90を乗せるとはっきり言ってうるさいくらいに高音が出る。本当にハワイアンが弾けるそういう音色である。

このためトーン回路をつけたいのだが実験でロスが大きすぎることは判明していた。
ずっといろいろ探していたのだが共立電子のギタープリアンプ・キットに、前にテストしたトーン回路をつけて最終的に、あたかもSUPROであるかのような音を出させるようにすることにした。

本当にSUPROは特別な音がするわけではなく、フラットな癖のない音しか出ないんである。その癖のなさを3トーン+プリアンプで実現するテストをしたい。

実用的に言っても、リアのP−90はクリーントーンでは、トーンを絞らないとうるさくてしょうがなく、実際絞ると若干SUPROに近づくことは確かめている。

デジットオリジナル ギタープリアンプキット GETPRE-1
web販売価格 : ¥669

posted by Kose at 18:31| ギター

2018年05月16日

P−90のトーンを500KΩ、0.022μFに変更でコントロール十分

ストラトの回路(250kΩ、0.047μF)のままやっていたが、余っていたハムバッカー用の500KΩ+0.022μFに変えたら、あまりアンプに依存せずにニュアンスを十分コントロールできるのが分かった。なのでプリアンプ搭載はやめました。また復活するかもしないですが。
posted by Kose at 13:19| ギター

2018年05月14日

ピックガード加工用に「ホットナイフ」なるもの購入

レーザーカッターをアマゾンで調べていた。大きなものがカットできるものは最低3万円するし、当然でかい。
プロ用だと20万円くらいする。もしピックガード加工を生業にするなら買ってもいいかもしれないが。CADでデータを入れて勝手にカットしてくれるから、ピックガード加工以外の用途があればとも思うが・・・。アクセサリー彫刻用には小さくて安いものもある。アクセサリー始めようかな?レーザーカットサービスというものがあって、レーザーカット買わないでオーダーするだけでいいかもしれない。相場を見るとギターワークスの加工サービスは高すぎる。

それを探しているとき、「ホットナイフ」なるもの発見。要するにナイフの刃先がついたハンダゴテでである。
さっき届いたので試してないが、破壊したピックガード何枚かあるので、改造が本格化する前に練習して使えるよう、スキルを高めたい。
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posted by Kose at 20:35| ギター

2018年05月13日

P-90実験機仮完成

P-90ドッグイヤーの中身に、アルミ板を加工して底板をつけ、中国製白ソープバー・カバーをつけて、本体にクッションスポンジを入れてねじ止めした。相変わらず、ピックアップの穴が不細工だが遠目ではわからない程度には上達した。ストラトのセンターを残しているのがポイント。P-90とストラトシングルのキャラクターの比較ができるし、ミックスにするとストラトっぽい音にもなる。

今回の実験で、ゴールドフォイルのサウンドはP-90でカバーできるという結論を得た。P-90が安価に購入できるので、高価なゴールドフォイルを過大評価して金を払うのはばかげているとも結論した。

おそらくSUPROストリングスルーPUとの関係で、ゴールドフォイルは意味があるのだと考える。
SUPROストリングスルーPUに似たPUは、他でもなくZEN-ON Audition等搭載のミツヤ製偽ゴールドフォイルだと思う。このためミツヤ・ゴールドフォイルをリアに、テスコ・ゴールドフォイルをフロントに載せるのがおすすめだと思うが、若干ばかげている気もする。
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posted by Kose at 19:01| ギター

2018年05月11日

Legendストラトのネックポケット部分折れを補修

ゴールドフォイル実験に散々使ったぼろぼろのインド人経営リサイクルショップ購入のLegendストラトのネックが大幅に反って弦高が半端でないので、一度廃棄するつもりで解体した。
よくみるとネックポケットとフロントPUのザグリの間の木材部分が「折れていた」のを発見。
昨日タイトボンドで貼り、Cクランプでまる1日抑えて結果を待った。

今朝、ネックを取り付けてみたら、ものすごい逆ぞりかと思ったら、そうではなく、ネックが起き上がっていた時に調整したサドルが低すぎただけだった。サドルを高く調整しなおしたら、全く問題なく弦が鳴ることが分かった。

まあ傷だらけなんで、放出不能なので、アルニコ5中華P−90、2基搭載の実験機として落ち着ける予定。また別の実験に使うかもしれないし。よく働く子だ。
リアは購入済みなので、フロントを注文しました。クロームのソープバーでかっこいいです。
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これができたら、ドッグイヤーP−90は、ポールピースを抜いて、ミツヤ方式ゴールドフォイル形式改造と、SUPROストリングスルーPUにいつか使うつもり。夏の話だな。
posted by Kose at 16:08| ギター

2018年05月10日

ゴールドフォイルは、トーンを絞ったP−90「のようである」といってOK

ミッドレンジで評価されるP−90は、予想に反して、ゴールドフォイルやSUPROより、ハイレンジが強い。
このため、フロントでもリアでも、ハイカットトーン(普通のトーン)をだいぶ絞った音色が、ゴールドフォイルやSUPROに近い。アンプの設定も入れればほとんど「同じ」音を出すことができると思う。

ローカットフィルターをつけるつもりだったのに結論は反対である。普通にトーンを絞ればいいのである。トーンを絞らないと、書いた通り、ストラトでハワイアンスチールみたいな音を出すことが可能だ。

そういうわけで、普通にストラトにP−90をつけてスライドを弾けばいいだけの話になってしまった気がする。結構耳障りかもしれない高音の演奏ノイズが出るので、そのためにスライドの場合はトーンを絞った方が弾きやすいとはいえるだけである。それがゴールドフォイル「のようである」かどうかは、ゴールドフォイルの音をほとんどの人が知らない以上何とも言えない。

リアの場合もスライドで引く場合は同じ理由で、高音を絞った方がよい。

いろいろ遠回りのテストを繰り返したが、ゴールドフォイル・ギターのリアはP−90でよく、トーンを独立して絞れるようにすればよい(ストラトの場合はデフォルト)。またゴールドフォイルがない場合P−90で代用可能でいずれの場合も、結局ストラトの1Vol、2Toneのまま、3wayセレクターに変える改造だけで「よい」と結論した。

拍子抜けの結論だが、改造も簡単で演奏もわかりやすいのでベストだと思う。

ハムバッカーでは、そもそもハイが出ていないので代用はできないことも確認した。

ゴールドフォイルギターのリアはハムサイズ・クロームカバーのP−90(KENTというメーカーと中国製のものがある)にすると見かけではSUPROと紛らわしくてよいと思う。

P−90ストラトは、ソープバーにしたいと思う。

ピックガードの件はまだペンディング。
posted by Kose at 18:01| ギター

2018年05月04日

基本的にP-90そのまんまでそのまんまでいいんだが

ピックアップで音を加工するより、アンプで加工する方が効果が大き過ぎる。
これが、フェンダーや60年代ビザールギターのトーンスイッチが廃れた理由だと推定される。

ストラトにP−90を乗せる有名ギタリストがいるのか知らないが、少なくともリアのサスティーンはP−90に軍配だ。ストラトでスライド弾いて有名なのはローウェル・ジョージだが、ライ・クーだーもそうなんだけれど、サスティーンを稼ぐためにかなり強く、コンプレッサーをかける。それはアタックが変になる。実際納得いかない音で録音しているものはライ・クーダーの場合結構ある。

P−90なら基本的にコンプレッサー必要がない。ただしまんまだとハワイアンスチールみたいになっちゃうということである。

これもアンプの設定の問題である。同じ程度にギター側でコントロールしようとすると、やはり3トーンコントロールにプリアンプを搭載しないといけない。

ハイパストーンをいろいろな割合で試したが、目盛りで8か9で、容量に関係なく、適当な効果は得られる。
ということは、仮にフロントとリアのボリュームの2ボリュームにするというこれまでの路線を踏襲するなら、リアのボリュームにハイパスフィルターをつければいい程度だとう結果だと思う。ハイパスフィルターを有効にするか無効にするかというスイッチはつけていいと思う。ハイパスフィルターの場合、コンデンサーの容量は0.001μFがよい。容量が大きいと、ボリュームをたくさん絞る場合にロスが少なくキャラクターが変わるということだが、目盛り8・9で効果を得るなら容量は小さいほうがいい。500pFのは入手しにくい。

テレキャスのハイパスは有名だけれど、たとえばボリュームにプッシュプルスイッチにするとか方法はあるけど、スイッチをつける場所が金属プレートにはないし、スイッチをピックガードにつけるためは工作がたいへん。ストラトにスイッチをつけるのは大変簡単である。

さて、ゴールドフォイル以外に、P−90ストラトも大変気に入っている。これにはハイパスフィルターはつけないでよろしい。改造ごっこが終わったら、最終的にホワイトストラトをP−90+センターPUつきに改造したい。今実験に使っているP−90はなんちゃってミツヤ・ゴールドフォイルとかなんちゃってストリングスルーPU制作に使う。もう十分減価償却は終わったと思う。

コンデンサー10個入りを4種類かったのでたくさん余ってしまった。これがオレンジドロップだったら邪魔でしょうがないが、10円の最小のフィルムコンデンサーなので邪魔にならないし、捨てても心は痛まない(オレンジドロップもでかいフィルムコンデンサーなだけなんだけど)。

ちなみに、ストラトのPUがいいのはサスティーンが乏しいのとトレードオフだと思う。アンプの性能が悪い時代に作られ、60年代全然人気がなかった。ベンチャーズもストラトやジャズマスターを使ったが、ソロの強い音を得るためモズライトに変えた。渡英前のジミヘンは少なくとも一流ミュージシャンとの仕事ではジャズマスターを使っていたが、渡英してマーシャルに使ったのはストラトだった。1965年ジミヘンの両方の演奏を聴くことができる。ストラトがいいのは、現代のギターアンプならどれでも同じだが、アンプでのコントロールに従順だということだ。そう言う風に設計されたわけではない大失敗作で、ジャズマスターより人気がなかった。

1965年のジミヘン



posted by Kose at 18:00| ギター

2018年05月02日

ハイパスフィルター切り替えテスト器

500pF、0.001μF、0.0022μF、0.0033μF、0.0044μFのコンデンサーを、ロータリースイッチで切り替えるボックスをつけて、リアのトーン変化を試してみた。まだ評価できてないが、値の変化は、高音の音色の違いというより、高音の音量がロスしない違いの方が大きい。まあいろいろ弾いてみて選択するが、大変面白い。
こういう高音の出ないギターばかり作るギブソンが消滅しても何も痛くない。

テレキャスにつけているハイパスも変えてみようと思う。

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posted by Kose at 17:09| ギター

あれ?ストラトでフロントP−90≒ゴールドフォイル

P−90∋ゴールドフォイル

音域の点そう書いた。ただポールピース構造なんで、なんらかのピークがある点で少し違うとは思う。
リアだとやはり最高音までフラットに出力するというより、その手前にピークがあって、ギター業界の人の言い方を借りると抜けがなく、高音にもコシがある。中音にも低音にもコシがあるのは、コイルの巻き数が多いせいだろう。

ポールピース構造は普通にありふれたものだが、マグネットが水平にポールピースを底を挟むかたちで、したがって非常に単純に言うと、磁力線は正三角形に近いものだが、辺は直線ではなく放物線てきであろう。このため磁場の広さはゴールドフォイルと類似といえるだろう。

フィルタートロンがどうか知らないが、とりわけフロントのP−90をアンプの設定で、ゴールドフォイルと同じにできると断言できる。

フロントはそうなんだけど、リアはスライドバーで弾くとまるきりハワイアン・スチールギターと同じタイプの音色だ。なのでトーンコントロールしないとあまりSUPRO的ではない。SUPROはゴールドフォイル同様おそらく音域が広いタイプで、ピークがない。

リアのP−90はハワイアンスチール音色を出すピックアップと割り切ると気が楽だ。
しかもフロントP−90はほぼゴールドフォイルだ。

P−90には、ソープバーには、クリーム、ブラック、ホワイト、クローム、ドッグイヤーにはクリーム、ブラック、クロームがあり、ハムバッカーサイズには、ブラック=クローム、ブラック=ゴールド、クロームなどバリエーションがある。ゴールドフォイル風のものもあるが、あれはマグネットとポールピースを接続する部分がなく、ケースを外せず、またシングルハムバッカー構造のため同じものではない。

まあクロームか、ホワイトを使う気だが、ハムバッカーサイズも検討したい。

posted by Kose at 14:39| ギター

ギブソン、破産

夏に不渡りが確実と報じられていたけど、早かった。
別にギブソンタイプのギターがこの世からなくなっても何にも困らないんだが。
改造に不向きなんだ。

米ギター老舗ギブソン、破産申請
5/1(火) 23:56配信 時事通信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180501-00000141-jij-n_ame
 【ニューヨーク時事】米老舗ギターメーカーのギブソン・ブランズ(テネシー州)は1日、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用をデラウェア州の裁判所に申請した。
 債権者の3分の2以上と再建支援で合意しており、楽器製造などの事業を継続しつつ、経営の立て直しを目指す。
 ギブソンは1894年創業。同社製のギターはエルビス・プレスリーやB・B・キングら多くの著名アーティストに愛用された。
 米メディアによると、音響機器メーカーのティアックなど近年の相次ぐ買収で債務が膨らむ一方、販売は伸び悩み、経営が悪化していた。負債額は最大5億ドル(約545億円)に上る。 


ギター老舗ギブソン、破産法申し立て ロック音楽の低迷で市場縮小
不採算事業から撤退し、楽器ビジネスに専念するとしています。
朝日新聞社提供
https://www.huffingtonpost.jp/2018/05/01/gibson-guitars-going-bankrupt_a_23424908/
ギター老舗ギブソン、破産法申請 不採算事業から撤退へ

高級エレキギターで知られる米楽器大手ギブソン・ブランズ(本社・テネシー州ナッシュビル)は1日、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を米裁判所に申し立てた。事実上の経営破綻(はたん)で、負債は最大5億ドル(約550億円)。これを機にオーディオ機器などの不採算事業から撤退し、ギターを含めた楽器ビジネスに専念するとしている。

米国の音楽市場では、ギターをあまり使わない「ヒップホップ」が人気を集める一方、ロック音楽が低迷し、エレキギター市場も縮小傾向が続いていた。ギブソンは「ギブソン・ギター」から社名を変えてビジネスを多角化。オランダ・フィリップスのオーディオ事業や、日本の音響機器会社ティアックなどの買収を重ねたが、負債が膨らんで経営を圧迫していた。

今後は、債権者に株式の持ち分を渡すなどして債務を整理する。近く支払期限が来る主要債権者の69%が再建案に同意しているという。ヘンリー・ジャスキビッツ最高経営責任者(CEO)は「中核ビジネスの楽器に再び集中すると決めたことで、経営は長期的に安定すると信じる」とコメントした。

ギブソンは1894年創業の老舗で、エレキギターでは米フェンダーと並ぶ有名ブランド。エリック・クラプトンやジョン・レノン、「レッド・ツェッペリン」のジミー・ペイジら、世界の著名ミュージシャンがギブソン製ギターを愛用し、日本にもファンが多い。


米ギブソン、ギター・メーカーのアイコン的ブランドが破産申請
Rsjlogo マイナビ
https://news.mynavi.jp/article/20180502-625093/
米ギブソン、ギター・メーカーのアイコン的ブランドが破産申請
エレクトリック・ギターとアコースティック・ギターに革命をもたらした米ギター・メーカー、ギブソン・ブランズ社が倒産の申し立てを行った。今後は楽器製造を継続し、オーディオ機器・家庭用娯楽機器からは撤退するという。

ロックンロールの死を恐れている人々にとって、エレクトリック・ギターとアコースティック・ギターに革命をもたらした米ギター・メーカー、ギブソン・ブランズ社が破産の申し立てを行ったことは悪夢と言えるだろう。

米現地時間5月1日、米ナッシュビルに本社を置くギブソン社は連邦倒産法第11章の倒産処理手続きを行うと発表。今後は再建計画に基づいて事業の再建を行う。その計画には、債務の返済方法を探り、サイドビジネスから撤退し、本来の事業目的であった楽器の製造販売へ回帰することが含まれている。

「過去12か月、事業再建のために尽力してきました。非主力ブランドを売却し、収益を増やし、運転資本の削減に務めてきました」と、声明の中でギブソン社CEOヘンリー・ジャスキヴィッツが述べた。

「非主力ブランド」とは、オーディオ機器・家庭用娯楽機器ビジネスをさし、2014年に1億3,500万ドル(約150億円)で多国籍テクノロジー企業フィリップスから買収していた。これは同社の存在感を幅広い音楽ファンへアピールすることを目的としたものであったが、今後は「段階的に縮小される」という。同社の再建を支援する経営コンサルティング会社が提出した裁判所への申請書によると、ギブソン社の家電事業は「在庫の販売増進につながらず、セールス向上の活性剤にもならないという悪循環に陥っていた」という。同社の株主・証券所有者たちの同意を得て、債務者の株主権利変更手続きと破産手続き中も同社は営業し続ける予定だ。

ギター界のアイコン・ブランドだったギブソン社には倒産の兆候が見られていた。過去3年間の歳入が5億ドル(約550億円)まで落ちていたのである。負債額は1億〜5億ドル(約110〜550億円)と推定され、債権企業数は26社以上とみられる。その中には材料の供給元も含まれるが、ここ数年、ローズウッドの輸入規制がギター・ビジネスの大きな障害となり、ギター全体の売上が劇的に低下しているのも事実だ。(フェンダー社も赤字経営で、楽器販売最大手ギター・センターも危機に瀕している。)

しかし、このニュースには一縷の望みがある。ギブソン社は数々のハウスホールド・ブランド名で楽器製造している点だ。エピフォン、クレーマー、スタインバーガー、ドブロ、ボールドウィンなど、ギター市場ではトップクラスのブランドばかりだ。そこに楽器製造と販売に軸足を戻す再生計画が加わる。つまり、新たな音楽ファンにアピールする真新しい方法を見出す可能性があると言える。

「ギブソンというブランド名はクオリティと同意語です。今日の行動が、無双のサウンド、デザイン、ギブソン・スタッフの情熱がこもったクラフトマンシップを未来の世代へと届けることになるはずです」と、ジャスキヴィッツが述べた。とは言え、未来の世代にギターを学びたいと思う人がどれだけいるかは、また別の問題だ。
posted by Kose at 11:56| ギター