2017年06月26日

グローバリズムとエレキギター

だれか暇な学者本書けよ。

ギブソンが、ホロウボディ(フルアコ)で1930年代にはジャズ界に浸透していたのは確かであろう。
グレッチ、エピフォンもその系列だ。
普通のスパニッシュギター(アコギ)にピックアップをつける改良から、カッタウェイをつけ(カッタウェイの先駆はマカフェリかも?)、1940年代には名ジャズギタリストがトーンと奏法を確立して、今日でも定番である。
レオ・フェンダーの初期のアドバイザーとなったウェスタン・スイングバンド、ボブ・ウィリスとテキサス・プレイボーイズのギタリストもホロウボディを使用していた。


リッケンバッカーはフェンダーと同じく、スチールギター会社だった。
この時点で、ホロウボディとスチールギターのピックアップがポール構造の「アルニコ」でしか選択肢がなかったのは明らかである。
ギブソンが太めの音、フェンダーが甲高い音であるのは、もともとホロウボディから発想されたか、スチールギターから発想されたかに決定的に依存していると思われる。
アンプは当たり前だが真空管であり、まだテレビも普及していたか怪しい時代に開発された。
エレキギター博士たちの戯言の多くはは、この時代背景を無視した技術を過大評価していることによるのは歴然である。

レオ・フェンダーはカントリー系ミュージシャンとしか親交がなく、当時の主流のジャズシーンに食い込もうと、テレキャスのフロント、ジャズマスターやジャガーの正体不明のスイッチによるトーンコントロールに苦労していた形跡が現在でも残っている。
ジャガーやジャズマスターのモダン・モデルが結構現在販売されているが、トーンスイッチは廃止されて、ピックアップをハムバッカーに変えていたりする。

テレキャス、ストラトでソリッドモデルで圧倒的に先行し、市場を席巻した。
ビル・ヘイリー&ザ・コメッツはホロウボディ、チャック・ベリーはセミホロウ、変人のボ・デドリーはグレッチ(60年代になると超変態ギブソン・ソリッドボディを使う、どんなイギリスの元祖ロックギタリストより早い、ソロは弾かんけど)。ストラトを有名にしたのは、バディ・ホリーだ。
まだ流麗なソロを弾くギターとしては評価されていなかったかもしれない。

ビル・ヘイリーのバンドは、ウェスタンスイングからの派生のままである


チャック・ベリーは天才であるが、ブルース・レーベル、チェス・レコード所属なんで演奏の背景はブルースなんである。


グレッチのボ・デドリー


ストラトをテレビで大写しにしたバディ・ホリー


さて、1950年代ではまだエレキベースが普及しておらず(これもフェンダー、プレシジョン/ジャズベを待たないといけない)、ロックンロールの衰退とブリティッシュ・インベンションの間になぜか流行ったのが、日本でのベンチャーズブームにつながるサーフ・サウンドだ。この時期テスコやグヤトーン、VOXなどいわゆる今日ビザール・ギターと呼ばれるものが大量に発生した。フェンダージャガーもその一翼を担った。
ベンチャーズ ストラト、ジャズマスター?、プレベ


まさかこのギターをジミヘンが使うことになるとは誰も考えておらんかっただろう。

アイドル、ビートルズはフェンダーもギブソンも使わなかった。

ヘフナー、エピフォン?、リッケンバッカー

そして60年代半ば、大音量アンプの時代が突然訪れる。そこでソリッドボディのストラトとレスポールが主役となる舞台の幕が開くのだ。

ギターソロを1940年代以来ホロウボディが20年以上支配していたのだが(シカゴ・ブルースシーンは別だと思う)、クラプトン、ジミヘン、ジェリー・ガルシアらが、大音量長尺ギターソロに60年代後半取って代わられてしまうのである。その影響で帝王マイルスがエレクトリック化し、ジャズ界も影響を受けることになる画、詳しくシランのでパス。

クラプトン レスポール


クラプトン ウーマントーン


クラプトン セミホロウで彼のキャリアの頂点の演奏


クラプトン ストラト・ハーフポジション


好き嫌いは別としてエレキギターサウンドのパイオニアとしては別格だ

ストラトというかエレキギターをブルースやジャズの縛りから解放した人


とにかくギターソロのインプロビゼーションをやってみた人


さて、結論として今日ビンテージギターとされるものは、60年末以降大音量で使われることなど想定しないまま、彼らパイオニアによって大音量ギターとして発見されたのである。

70年代にアメリカ製が劣化して日本製におされ、フェンダーとギブソンは、アップルがそうであるようにブランドイメージを日本人に売りつけているのである。日本人はそれをものすごく衰廃している。日本製の方が品質は80年代良かった。そしてグローバリズムで生産拠点は皆アジアの新興国にシフトするがギターも例外ではないと言うだけである。iPhoneは台湾製であろう。そのようなイメージにあぐらをかいていると、家電やITでブランドを失ったのと同じことが、日本製ギターにも起こり、中国・インドネシア製フェンダー・ギブソンが正味標準的製品として世界で消費されることになっているのである。

日本人の卑屈な崇拝は、ビンテージと呼ばれる製品が作られたロックの黎明期1ドル360〜200円程度のレートで無意味にアメリカ製品が高かったことに由来するだけだろう。それもブランドイメージのひとつだ。アメ車にあこがれるのは所ジョージくらいなのにもかかわらずだ。

東芝だのシャープだのの凋落を見るにつけ、クラフトマンシップとビンテージ礼賛に明け暮れる日本メーカーにはがっかりだ。Ibanezが好きなのはグローバル市場で確立しているからだ。タカミネもいいし。

エントリーブランド、エピフォンとスクワイアに、ブランドイメージでは日本のいいギターも勝てそうにない。グローバリズムにおけるブランド戦略というものがそういうものだと言うことは、他の産業でいくらでも見てきたことなのである。

posted by Kose at 21:10| ギター

ネオジム補強レポート(5)Ibanez GRG170DXは不要

効果☆☆☆☆☆ お薦め度☆☆☆☆☆
フロント×0 センター×0 リア×0

GRG170DX.JPG

ハムバッカーふたつに近接するシングルコイルの構造、HSHのIbanez GRG170である。ピックアップのバランスが素晴らしいし、ハムバッカーも弱くないため、ネオジム補強は全く薦められない。
フロント・ハムバッカーはきれいな高音も出すが、ネオジム補強すると全く失われてモゴモゴになる。
さすがロングセラーのギターである。

久しぶりに取り出したが、なんとかフレットを磨きだして使えるようにできないかと思うくらい安いのにいいギターだと思う。

以上で標準的なギターについては各種ピックアップの種類と配置をかなり網羅的にテストすることができた。

まとめ
1)シングルコイル
シングルコイルの場合は、効果ありである。ただしSSSの場合、フロントとリアだけにしないとバランスが崩れる。SSHの場合も同じ。

2)ハムバッカー
出力の弱い明らかなフェライト・ハムバッカーには効果が多い場合があるが、出力が十分な場合は、害になるだけだ。
どのようなハムバッカーがどのようにいいか悪いかはやってみないとわからない。
ハムバッカーの底にしかつけていない。底の金属版は非帯磁性なので間接的である。
実際の話、ハムバッカーの底を開けて、中の磁石の種類と構造を確かめないと正確なことは言えない。ハムバッカーの内部に関する情報が乏しすぎて、さらなる学習が必要だ。やれやれ。

エントリーモデルで出力不足が明らかなフェライトマグネットの場合、ぜひやるべきだ。不要なストレスから解放される。やる気が出て上手くなる。改造用とか言って放置していたギターがGIO GSZ220Aのように大化けする可能性もある。
1台に4個しかつけてはならない。それ以上は磁気の異常を生む。

ダイソー6mmのネオジオ磁石は8個100円(税別)なので、一個12.5円。したがって4個50円で、ツーランク上にピックアップが変わる。

中華ピックアップよりも安くて簡単でうまい吉野屋状態である。
おそらく5000〜10000円ランクのピックアップに変わる。50円で変わる。魔法のようで冗談のようである。
それはフェライトを馬鹿にして、磁石について何ら知識を持ってこなかったギター業界の無知によって魔法に見えるだけの話である。
エレキギターの中心はファラデーの法則であって、それ以外のすべては、ブルジョア白人の懐古趣味から作られる妄想である。
レオ・フェンダーが素晴らしいのは彼がエンジニアであって単純なブルジョア白人の懐古趣味(ギブソン)をもっていなかったからである。
レオ・フェンダーに帰れと言いたい。レオ・フェンダー時代はアルニコが主流で、フェライトが普及するのはすでに基本的モデルができてからである。レオ・フェンダ―がフェライトをどう評価したのか知るよしもない。ましてやネオジム磁石をどう評価するかは全くわからない。スプロもそのような観点で評価したらいいんではないかと思う。マグネットの意外と広範な影響を遮断する単純な工夫があの天板なのである。

posted by Kose at 14:06| ギター

ピックアップHH配列の磁性の記事がみつからない

ギター界は馬鹿話が多いが、こんな簡単なこともわからない。楽器屋行って、サンプリング調査する他ないのかね。

まあ、ハムバッカーの場合は、磁気極性は「関係ない」と言う認識なんだろうが、ネオジム補強だと関係がある。

というかネオジム級(おそらくアルニコの強いものでも)、磁性はピックアップ完全体でバランスを形成しているのだと言うことがネオジム補強実験でわかった。

GIO SNNS
SG800 NSNS
TOKAI SNSN

ってデタラメじゃん。今回の実験まで特に手を入れたことがないが、今回適当にいじっている内に変えた可能性もなきにしもあらずである。

まあ、レスポール位離れていればどっちがどうも相互にあまり影響はないと見てもいいが、フェンダー系のSSHやHSH配列の場合は必ず、ブリッジからSNSNSNSNSNSN・・・・配列になってないと影響が出る。これはセレクターのハーフポジションにしなくても常時、磁石同士が影響しているという意味で、ギター屋で理解している人間はかなり乏しいと思われる。

なんか、もっと超強力なネオジム磁石を、SNS配列のストラトのNをSに変えることについて書いているブログがあって笑った。そんなもの、ネックないしブリッジ用のをセンターに着ければいいだけの話だろう。

もうギター屋のピックアップの知識は混乱しまくっている。ファラデーの法則も知らないで、アルニコについて語っているやついないだろうな?

いやSG800がアルニコでそれが強力なことと、GIOのフェライトハムバッカーにネオジオ補強をすると強力なアルニコにほぼ相当の出力が得られたことは両方驚きであった。

なにもかもダイソーが無意味にネオジム磁石をいっぱい売っていた所為である。

TOKAIは難しいな。

posted by Kose at 12:40| ギター

ネオジム補強レポート(4):TOKAI中華レスポール 追加:アルニコ使用SG800もテスト

効果★★☆☆☆ お薦め度★☆☆☆☆ *ぼく自身がレスポールの音がよくわからない。
フロントS極×2 リアN極×2

このレスポールは、ただチェリーサンバーストのレスポールが欲しいという物欲に支配されて、見境なく買ったもの。TOKAIだが中華製で、ピックアップは非常におとなしい。そういうギターとして使い方はあるのかもしれないが、これと言った魅力を感じなかったので、本当に置物と化していた。

これと言ってあこがれのレスポール・ギタリストって、デュアン・オールマン以外にいない。まあディッキー・ベッツもだが。カプリコーン・レコードのレスポール音て少しちがうよね。だけどどう出していいかよくわからない。勉強が足りない。
Statesboro Bluesはフルコピーしていて、練習すれば弾けるんだが・・・(オープンEで24フレットまで使う)

CDだとわからんが、このライブではブリッジ・ピックアップで弾いているのははっきり。そんなに深く歪んでいない。
高校の時ヒットし曲。これはコピーしたことがない。


「ジェシカ」

これもコピーしたい。

他のレスポール・ギタリスト?ジョン・フォガティがなぜかレスポールでカントリー風やってたり衝撃だよね。イギリス人は、マーク・ノップラーが「ブラザーズ・イン・アームズ」で弾いている音しか知らない。
もう少し勉強しないと、評価できない。





TOKAIのは中華製とはいえ、ブランドから期待するより、良くなかった。もっとバーニーとかブリッツとかで良かった気がする。
カバーのあるなしが関係するのかわからない。Ibanezの効果とあまりに違うからだ。
値段は4万円くらいだったので、50円ネオジム磁石で補強するより、勉強して、いいピックアップに買い換えた方がいい気がする。

すでに書いたとおり
H H
SNSN
○――○
構造である。
H H
SNSN
○―○―
だとリアがペラペラになる。

一般にセンターとフロントの違いがなくなる傾向があるのではないかというのがツー・ハムバッカーの経験的知見だ。バランスが崩れる。なので全体として多少出力が大きくなる以外、「よい」とお薦めする根拠が乏しい。

もっとチープなクラスのレスポールで試すべきだろうけれど、これ以上レスポールを買う物欲はないんだ。

追加:
結局ネオジム磁石は外した。

追加2:
YAMAHA SG800
効果☆☆☆☆☆ お薦め度☆☆☆☆☆ 
やってはいけない。

ハムバッカーは分解しないとどういう構造か正確にはわからない部分があるが

YAMAHA SG800は、内部が見えるので、アルニコだろうことが確かめられた。大出力も肯ける。

この構造の場合、何か帯磁性金属にネオジム磁石をつけてポールピースの磁力を強化するという方法が考えられる。帯磁性金属というのは、手持ちのものでゼムクリップがある。
SG800にやってみた。
ちなみに
H H
NSNS
構造である。

ボリュームを上げなくてもすでに歪んでいる

高出力アルニコピックアップにネオジム補強はやってはいけない

TOKAIレスポールもアルニコかもしれない。ピックアップカバーつきなので分解しないとわからない。
へたれアルニコピックアップをどうするかというのはまた難題である。やっぱりゼムクリップ式で再度やってみるか?

SG800にはネオジオはつけない。音が破壊されてしまう。

後残りのギターには、使っていないがIbanezのGIOのGRG170、レジェンドのベース、ピグノーズがある。
ピグノーズはちょっとやってみたがザグリが浅いためつけられない公算が高いし、狭いブレードにどうつけるかについては、将来の中華シングルサイズ・ブレード・ハムバッカーのため試し似やってみる価値はある。

ベースはどうなんだろう?代替ベースアンプをもっていないのだ。

GIOは、実験台としていろいろ試す価値はある。フレットが摩耗していて、事実上使えないので、もう実験台で余生を過ごしてもらうことにしたい。

追加3:
ツーハムバッカーの磁気位相配列に基準はないんだろうか?なんかいじっているとき自分が間違えたんだろうか?
なんだか混乱してきた。
posted by Kose at 09:45| ギター

2017年06月25日

ネオジム補強レポート(3):Godin model DS

独特のエレガットのシェイプでストラトを変形してみた廃版ギター。また再発されているかもしれない。
ゴダンはカナダ出創立された会社で、ヘッドにはパーツはカナダのハンドメイド、組み立てがアメリカと書いてある。なので中華ギターではない。

日本の代理店は
Japan
JES International, Inc.
711-1, Koyama, Fijieda-cho, Nisshin, Aichi Japan. 470-0112
Tél: 0561-72-9801 Fax: 0561-72-9804
http://www.jes1988.com

だが、DSは扱っていないみたいだ。デジマートでもみつからないな。

Godinのサイト
http://www.godinguitars.com/godinsdp.htm
godin-model-ds.JPG

Godin model DS
SSH、フロントシングルにN極、リアハムバッカーのS極にS極で、6mmネオジム×各2 計4個 補強単価¥50円
効果★★★☆☆ お薦め度★★☆☆☆

ギターが特殊過ぎて、何を強くしたいかで選択肢が分かれる。今回はバランスとリードのためのリアの出力の高さを基準とした。

これは、アントニオ・カルロス・ジョビン全楽譜集を新宿のディスクユニオンにうっぱらったら、たいへん高く売れて、その金で廃版でアウトレットで安売りしていたから買った、位置づけのわからないギター。
24フレットあるのだが、らくだのこぶみたいなアンチカッタウェイのために、どうやって弾いたらいいかコンセプトのわからないデザインである。音はこじんまりしていて、フェンダーには及ばないが、ストラトの代用になる音色もあった。まあ弾きにくいので自ずと弾かなくなった。

これがフェンダー系ハムバッカーのテストの最初の例だというのが重要。
フェンダー系ハムバッカーはSSHと書かれるが磁気の極性では
N/S/(N/S)
である。ストラトは
S/N/S
である。ストラトでセンターにネオジムを着けると異常現象が起きると書いたが、ゴダンDSでは起こらない。たぶんハムバッカーでリアの磁力の影響が小さくなっているからだと思う。とりあえず異常がないのでセンターにもネオジム補強した状態だ。
肝心の音だが、音量にもキレにも良い影響が出ている。クリーンの音色もきれいなバランスで大きくなっている。
だが奇妙な問題が少しある。やはりレジェンド同様、センターが大きくなる。その結果コード弾きだと、フロントとセンターに違いが乏しい。この状態では、センターが主力ピックアップ状態である。リアのハムバッカーにどれだけ効果があるのかは、このギターではよくわからない。センターとバランスが取れているので大きい方だろう。だが、わざわざ音量を稼ぐために後付けした形のリアのハムバッカーをネオジム補強する意味があるのかよくわからない。
ハーフポジションははよく効くが、全体としてフェンダー度は高いとは言えない。60%かな?これはこのギターだ。面白いギターだがやはり使い道我欲わからないのは補強しても変わらなかった。もう一度いろいろ弾いてみて良い音を探したい。センターのネオジムを外してみるかもしれない。

追加:
バランスを優先する場合は、やはりストラトと同じく、センターはつけない方が良い。センターにつけるとSSHの場合はフロント<センターになる。つけるのは次の4点である。つまり50円である。
S S H
N S NS
○ ― ―○
というわけで、つける磁気位相は反対になる。

もっと複雑なHSH(IbanezのGIO/GRG170がそうだけど)
H S H
SNS NS
○―― ―○
ことになるだろう。この場合磁気位相は同じになる。要するにフェンダー式配列だと、かならずリアからSNSNSN・・・という構造になると言うことだ。
ネオジオのような強力な磁力は、そのピックアップだけでなく他のピック亜婦の磁力にも影響を及ぼすという方が、「「を」は自動詞だ」だという規則性より正しいと思う。
ギブソンのハムバッカーは、
*注;訂正 誤
H H
SNNS
○――○

だと思う。まだちゃんとテストしていないが。
訂正;正
H H
SNSN
○――○

*レスポールで調べて訂正。SG800も調べてみる。

この時期位相の構造は、クーダーキャスターのスプロとゴールドフォイルの配置とも関係があるだろう。
スプロはおそらく高音弦S低音弦Nでハムバッカーを実現している。なので、磁力の位相の影響が複雑なため十分離さないといけないというわけだ。

したがって、セイモアダンカンのダックバッカーが磁気位相にどう影響するかは念頭に置いておく必要がある。

さてさて、もう実際にシングルコイル・ピックアップ・カバーを入手して、試作に入る時期に入ったと思うが、今月は特にお買い物をしないと決めているので(スクワイアを買っちゃったから)、来週は、ピックアップカバーの工程は中断である。

少しギター以外のことをやる。まずはCADだ。つまらなくてしょうがない。結局、教則本を見返しながら実作繰り返すしかしょうがないと思われる。
posted by Kose at 16:19| ギター

ネオジム補強レポート(2):Ibanez GIO旧モデルGSZ220A

DSZ220A.JPG

2ハムバッカーピックアップに6mmネオジム×各2 計4個 補強単価¥50円
効果★★★★★ お薦め度★★★★★

あまり見かけない機種だ。

Ibanezカタログサイトによると
http://ibanez.wikia.com/wiki/GSZ220A
アーチドトップ、バスウッドボディ、メイプルネック、ハムバッカー×2

で、池袋のクロサワで半額で売ってたので買った。1.3万円だったようだ。このシリーズは廃版になっている。
コンセプトがおかしい。変形ストラトが基本のGIOシリーズをアーチドトップにしたギブソンハムバッカー風にしたみたいなおかしなものである。
軽くて、ピックアップのパワーがないため、なんとも特徴のないギターでしばしばスライド用に使っていた。
同じGIOのGRG170が気に入っていたので焦って買った。
GRG170は未だ現役のロングセラーだ。GRGは弾きすぎてフレットがほとんど死んでいる。買い換えるべき値段だし。

そういうわけで冷遇されていたGSZ220だが、ネオジム増強したら、ギブソンタイプのハムバッカーがやたら強力になった。我が家ではYAMAHAのSG800に次ぐパワーのあるギターに昇格した。
今使っているアンプはボリュームとマスターが別れていて、パワーアンプの最終的音量はマスター出決めるので、自宅で使いやすい。ボリュームは、ギターの出力を反映するが、ボリューム3辺りで軽く歪み始め、ブルースによい(歪みにはまたゲインでもコントロールできるが現状はゼロでテスト中)。5くらいから完全に歪む。ゲインを上げなくてもボリュームだけで小型アンプとしてはめいっぱい歪む。それくらい劇的に変わった。
装着はS極に6mm、2800Gsをふたつつけただけだ。ハムバッカーの装着法はまだ検討中だが、GSZの成功例で、「効果がある場合がある」ことの証明となった。

フロントとリアではフロントが強力で、軽いボディの非力さがウソのようである。歪ませなくても、クリーンでも大きな低音が出る。

そういうわけで、下手なレスポールより格好いい音が出るギターに変貌したので、効果、お薦め度ともに満点★★★★★だ。

いろんなボリュームで音を試す楽しむが出た。ビブラートがなぜかよく効くギターだ。格好いい!

追加:
レスポール(TOKAI)は
H H
SNSN
配列だと言うことがわかった。

*訂正;ピックアップを外して調べたら、レスポール(TOKAI)もSNSN配列だった。カバー越しなので吸着力も反発力も弱く、ボルトの存在に惑わされて間違えた。
Ibanezは問題なかったので調べないでやって、結果的に上手く行った。
このIbanezは
H H
SNNS
であった。
2ハムバッカーの際は要注意である。
posted by Kose at 14:39| ギター

ネオジム補強レポート(1):バッカス・テレキャス、レジェンド・ストラト

ネオジム補強はギターのキャラクターで一概に「よい」とか「わるい」とか言えない。効果は期待度に対する評価なのでテレキャスならテレキャスらしさも含めた感じ。だから五つ星はまあない。お薦め度は、そのギターの改善度から評価したもの。

【バッカスBTE 1R テレキャス】購入価格¥12,000 
2ピックアップに6mmネオジム×各2 計4個 補強費計¥50円 12.5円×4
効果★★★★☆ お薦め度★★★★★

オリジナルは、リアに文句はないんだが、低音が全体的に出ない上に、フロントの高音も小さく、センター・ポジションは存在意義がないと言う感じだった。リアしか引く気がなかったので文句はなかったんだが、ネオジム補強は威力があった。
結果的に、なんと言ってもフロントが太く高音も出て輪郭がはっきりして独立して使える音になった。同様に存在意義が不明だったセンターがらしい音に変貌した。
吸着力の影響はなかった。
sIMG_1977.JPG

【レジェンド・ストラト】購入価格中古¥7,000 たぶん2000年代でヘッドがフェンダーと同じである
3ピックアップに6mmネオジム×各2 計6個 補強費計¥7550円 12.5円×
効果★★★☆☆ お薦め度★★★★★

スクワイアを買うまで結構フェンダーに近い音が出ていたんだがもっさり感はあった。スクワイアと比べたら圧倒的に音量がないのが歴然とした。
若干吸着力が2個だと強めだったので、1個にしてもみたが、1個では効果は乏しい。吸着力の作用は無視する。
スクワイアのバレットがもともと軽い音という評価なので、それと比べると思い感じだが、重めだが、スクワイアと比較できるほどの音量になる。音色もフェンダー率70%程度じゃないだろうか。

<重要> センターはつけてはいけない
 フロント、センター、リアに全部つけると、フロントとリアがものすごく高い音量になり、フロントの高音画半端なく高くなる反面、センターは音量がまるで出なくなる。これは磁気極性が極端な影響を発揮しているためだろう。そのフロントとリアが好きだというなら止めないが、3ピックアップのバランスを維持するためには、センターにネオジム補強をしては「いけない」。そして「つけない方がセンターの音量が大きくなる」(しかも不思議なことにフロントやリアよりパワーが大きくなる)という超常現象が起きる!!!これが磁気の極性のマジックだろう。そしてネオジオが効果を出している何よりの証拠だろう。
 対フェンダー評価は厳しいが、もっさり感全くなくなり、すべてのピックで歯切れが良く、ハーフポジションもまずまずだ。★4つ与えたいところだが、スクワイアと比べると★3つと控えめに評価したい。なにしろプレイテックを除けば日本市場で最安のモデルである。
 木材の材質がどうのこうのという面倒なアホ話が横行しているが、ピックアップの磁力でこんなに変化があることからすれば、ボディが何材だろうとベニヤだろうと関係ない気がする。ただリサイクル価値はゼロ円であるのはしょうがないが。
 インド人のリサイクルショップで埋もれていたレジェンド・ストラトは、マグネットカバー開発の実験台で大活躍しているが、ネオジム補強で「使えるギター」に変貌してたいへん嬉しいので、レジェンドユーザー、その他最安群ストラト・ユーザーには自信を持ってお薦めできる。なんと言っても、ぴくあっぷを交換して改造する必要がないのだ。
費用はたったの7550円。マジ!!!
中華ピックアップでも千円はするし、GOTOHで5千円、米メーカーなら1万円かかるところがだ。
安ギター魂が熱く燃える。
legend-st-DSCN0030.JPG


暇をみて、いろいろ弾いてからネオジオ補強の効果をレポートしていきたい。

posted by Kose at 10:18| ギター

2017年06月24日

ネオジム磁石をダイソーでまた買う

ギターのピックアップのサイズだと6mm、2800Gsのものが使いやすい。ダイソーで8個で108円である。

neogio-6mm-2800Gs.JPG

ガウスは面積当たりの磁力だから、吸引力は比例する。より小型でより高ガウスだと相殺されて吸着力はあまり変わらないということになるだろう。
実物をくっつければわかるが、実用問題として、ダイソーで扱っている程度の吸着力が一般人がくっついたネオジムを指で離すことができる限界だろうと思う。
エレキギターのアルニコ磁石のポールピースの直径とほぼ同じであるから、ピックアップをいじるにはちょうどいいということだ。
さて、スピーカー業界とピックアップ業界以外でアルニコにこだわる業界は特にない。
マイクのトップ企業、シュアのダイナミックマイクはネオジムを使っているそうだ。おそらく強力なドライバーをもつイヤホンもネオジムを使用しているだろう。確かめられないんだが。
アルニコはコバルトを使用しているため、エコでないと言う評価があり、それに対してフェライトは低価格でエコというのがギター業界以外の常識らしい。
ネオジムは1980年代に発明され、どんどん改良され価格も下がっているが、アルニコはごく限られたピックアップ業界以外異常な評価はされていないようだ。1980年代オーディオマニアの間でアルニコスピーカーというのが流行ったらしいが、現在は過去のものになっているようである(生産はされている)。

アルニコは、吸着力が乏しいが、近距離での作用が高いらしい。必ず棒状でないと磁力が得られない。原材料の供給が不安定で、低価格化は見込めない。だから無意味に高い。

ピックアップ業界とスピーカー業界は、高いから良い、と勘違いしている節がある。

ネオジムの弱点は大型化すると高いし、棒状にする場合は、短いユニットを継ぎ足す方式になる。遠距離への作用が強く、吸着力は、大型だと手を挟んでけがするほど強いらしい。

ネオジムのピックアップが出ないのは、ピックアップの磁力の作用が近距離で、たまたま棒状がコイルに使いやすいというのがあるのだろう。

磁力の違いで音色に影響があるのは否めない。フェンダー・ギターは弱さから得られる特性を生かしている希有な例だろう。

だから、ピックアップの磁石の強度(アルニコの場合は2とか3とか5とかで強い順である)で、評価するなら、フェライト製の安ピックアップに小型ネオジオ磁石で磁力を増すのとなんか違いがあるのかはたいへん微妙な話だ。でかければいいアホギターの場合は何でネオジオピックアップがメインストリームにならないかよくわからない。高級マイクやイヤホンはネオジムなんだから。

だが、微妙なニュアンスに対しては、ネオジムは強力すぎる。
6mmの100円ネオジム2個ピックアップの底につけるだけで、弦を緩めると、弦がポールピースにくっつく。これは、常時弦に磁力の吸着力が作用しているという意味だから、いいとは言いがたい。

マグネットカバーの実験ではネオジムは強すぎて、なんの効果も得られなかった。一番弱く小さなフェライトマグネット(製品ではなく事務用マグネットを壊して取り出したもの)が、一番効果が得られた。

だからフェライトピックアップの底にできるだけ弱いネオジム磁石を一個つけるだけで十分な効果があるだろう。

まあ相当暇になったら、フェライトピックアップを壊して、磁石をネオジムに完全に変えてみるというような実験も面白いかもしれない。アメリカ人は手巻きピックアップ自慢がたいへん多い感じがするが、日本にそういう趣味も人はあまりいないみたいだ。そう言いつつ、中華ピックアップをさげすんでいるのは、何かのイデオロギーか?

さて、6mmネオジムをぼろいギター全部につけてみた。明らかに取り柄のないハムバッカーのS極に適当につけるだけで、大出力ギターに変わる。一本レスポール(TOKAI)をもっているが、これがまたおとなしいギターで魅力がなかったが、これもキャラが立つような効果があった。フェンダータイプは歪みというより、線の細すぎる安ギターの音をまともなレベルに改善するような効果である。

ネオジムのサイズというかガウスの違いははっきりわかる変化はわからない。コンパクトさの問題で6mmしか選択肢がないというところだ。ダイソー以外でわざわざネオジム磁石を買うとアルニコより高いかもしれない。

こんな誰も語らぬ世界があるとは知らなかった。ネットでも情報が乏しく、応用分野は専門性が高いため、まったく情報が得られない。

やはりピックアップ業界の「アルニコ」はヴィンテージ感のアナロジーが半分以上含まれていると思うが、合理的にこれ以上はわからない。



posted by Kose at 20:34| ギター

ピックアップの磁石の予備知識

セラミック磁石という名称でピックアップの販売を行っている店があることを確かめた。
だがセラミック磁石は、Wikipediaによると、ハード・フェライト磁石の別名である。

フェンダー・ストラトキャスターのアルニコはポール状で、裏面はこんな感じである。
comp-pg-assy-wiring-l.jpg

これに対して、フェライト磁石(セラミック磁石)はこうである。ぼくのギターはたぶん全部そうである。
NoName_2017-6-24_12-57-0_No-00.png

なのでフェンダーストラトキャスタータイプで、アルニコかフェライトかでは構造が異なるんである。

だがどうもギブソン・ハムバッカーは、磁石が内蔵されいるため構造からわからないらしい。
勘違いしていたが、ふたつの極性の反対の磁石を使っているのではなく、ハムバッカーの磁石は極性について水平に配置され、そのN極、S極にそれぞれに金属のアタッチメントをつけて延長し、それにポールを立てるという構造であるらしい。
005fa40bb78605e02f23894404282dcf.jpg

なのでハムバッカーの場合は水平につけないといけないので、平板なネオジオ磁石のつけ方は検討の余地がある。

さて、ゴールドフォイルのシリーズのサイトを見つけたが、中華フォイルと全く同じものをゴールドフォイルが出していることがわかった。もっと自信を持ってゴールドフォイルもどきを使ってみたい。
GFMONTAGE.jpg
posted by Kose at 13:11| ギター

2017年06月23日

普通のハムバッカーでもパワーアップ可

ぼろいギターでいろいろ試してみた。
パワーアップして、よい音になるかどうかはまた別問題であることはわかった。
シングルコイルが、よくなるのはまず確かだろう。
ハムバッカーだが、歪みを狙うタイプならかなり期待できる。
シングルコイル代替ハムバッカー、つまりストラトのリアについている場合は微妙かもしれない。
ハムバッカーでは、正位相だけつけても、正負位相両方つけても大きな違いはないようだ。面倒なので、正位相だけでいいんじゃないか?

ボディが軽いギターは低音出ない傾向があるかもしれないが、これも改善が期待される。

もとのギターのサウンドが難しい場合は、結果も難しい。シンプルなサウンドの場合は、結果はやはりシンプルだ。
結果的にいいかどうかは、好みの問題だが、素人の耳にはだいたいいい場合が多いのじゃないか?
posted by Kose at 19:36| ギター