2017年09月05日

Echoゴールドフォイル2基ビンテージ/ギター

ヘッドのバッジのロゴが「Echo」なんだが、ネットをいくら調べても、わからない。だがタフ置くに出品された写真で、ピックアップがゴールドフォイルなのは明らかだ。

いろいろ調べ結果、1960年代のアンプメーカーがEchoで、結構売れ、そこにギター部門ができて、後にELKブランドでサーフギターや、フルコピーギターを出し、アンプもELKブランドで出すようになる。このEchoギターはELKブランドでのギター売り出し直前の、アンプメーカーEcho時代に発売されたギターでようである。EchoアンプについてもELKアンプについても情報が多くないので、詳細は不明。しかし1960年代後半ELKアンプがフェンダーアンプの完全な代用品であふれていたのは確かなようだ。ELKはのちにフェンダーからフェンダージャパンのアンプを作るように依頼され、ブランドは消滅する。
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このギターはだから臆面もないテスコギターのぱくりで、しかもデザイン的にはテスコ・ゴールドフォイルギターよりいけている。ピックアップ、ブリッジ・サドル・トレモロ、スイッチ、ノブ、バッジのフォルム全部テスコと同じである。おそらくボディも同じものがあり、異なるのはゴールドの「プラスチック」のピックガードだけだろう。

音なのだが、もっと弾き込んでみないとわからないが、ニュアンスは違う。ネックは太めだが同型のゴールドフォイル・テスコ・ギターよりは細い。
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posted by Kose at 14:25| ギター

2017年08月29日

残ったボディの正体判明

通称Visionのボディと一緒に送られてきた、ギターの正体不明のボディ。
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まるで何かわからないが、ボディの形状とピックガード痕から決定的に次のギターであることがわかった。まったく名前はわかっていないらしい。
Fuji/Ralsonとしられるギターに近いのでフジゲンかもしれない。
posted by Kose at 13:57| ギター

悪魔がほくそ笑む日本のビンテージギターブーム再来

若干兆候があるのだが、1960年代のエレキブームの頃若者だった世代、団塊の世代が、70歳くらいになってきている。
当然、彼らも天寿を全うする。物持ちのいい元若者の所有物がヤフオクに流れる。
するとビンテージギター市場価格が下落する。
テスコWG−2Lやテスコ・ラップスチール・モデルLのような掘り出し物がぼくのようなビンテージど素人でも落とせるようになる。
ビンテージとわかって出しているものも多いが、それらはほとんど入札がない。楽器屋にもっていくべき何だ。ビンテージは。
ほぼただ同然の掘り出し物をたまに落とすだろう。映画とかベンチャーズとか加山雄三とかで有名になったモデルは誰でも入札しちゃうんだが、訳のわからないビンテージものもたくさん出ている。
『日本のビンテージギター』グラフィックス社2016、という本もヤフオクで落とした。ブックオフ種ピンだったんだが。
これで全くモデル名のわからない機種でもある程度わかる。いまでもその手のものが二束三文で出ているのはわかっているが、部屋が狭いので、同感でも愛情のわかないものをビンテージだから落とすということはできない。
次のはネックが異なるかもしれないが、本体は「Pleasant」の輸出モデルで1966年倒産しているため非常にレアな品物である。

詳細不明 ★ ビザールギター (Japan Vintage) 【ジャンク品】
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e238299911
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だが、興味がないので放置。今2800円だから買うべきだよ。部屋が広ければ。
そんな感じで、60年代ギターが続々出てくるんだ。死なないまでも老人ホームとか入るとかその他でね。

俺は悪魔か?

posted by Kose at 13:21| ギター

2017年08月28日

テスコWG-2Lゴールドフォイル×2ギター入手、テスコOEMブラックフォイルギターボディ交換

念願と言えば念願のゴールドフォイル・ピックアップが2つついたテスコのヴィンテージギター(1963年?)を入手した。1.8万円で、ゴールドフォイル・ギターとしては最低水準で満足すべき価格だろう。

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かなり汚れていて、ペグの裏はものすごくさびていた。トレモロアームは欠品だが、この時代のものでトレモロアームがついている方が珍しいし、ついていたとしてもオリジナルかどうかわからない世界である。なのでトレモロアーム無しは問題ありとはしない。あとはトーンノブが欠けていた。このためeBayでドイツ人が出品していたトーンの部一個だけをわざわざ注文した。

一生懸命吹いたり磨いたりして、新品同様までピカピカにした。
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ゴールドフォイル・ピックアップ拡大。本当に金色でしょう?
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正面から撮るといろいろ映り込んででこぼこに見えるから、白い布が反射するように撮影した場合がこれ。平であることがわかる。
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雰囲気的写真。古いフェンダーアンプと。
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音は、次のVisonよりもクリーンではないし、テスコSM-2lよりもパワーが若干弱い。正直言うと少し期待外れだ。だが心配していない。このゴールドフォイルはビスが一番上の列に並んでいる。だがライ・クーダーのものは中央に並んでいるので、このタイプのゴールドフォイルではない可能性が残っているのだ。

きれいにして、ノブを買えれば最低4万のヴィンテージ品と評価できるだろうが、他のものが入手されないかぎり売らない。

『日本のヴィンテージギター』グラフィックス社、p20にWG-2Lの記載があるが、ピックガードとトレモロユニットが異なる。
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テスコ弦楽器製造OEM通販用ノーロゴの安いギターのボディ交換

このギターはVision、Alfatone、Passion、PENKEL、Three bell、Tomson(ノーロゴらしい)など適当な名前で大量に売られたらしい。今でいうエントリーモデルのクラスである。
だが誰も気づかないが、ピックアップはゴールドフォイルをマイナーチェンジしたもので、鳴らすと、上のゴールドフォイルよりきれいな、少しコーラスがかかったような音がする。それは、一枚のフェイライト・マグネットをふたつのコイルが挟む構造のためだと思われる。ふたつのコイルは抵抗値から、並列に接続競れていることがわかる。若干位置の違う音が同時に拾われるという動作になっている可能性が考えられる。耳が悪いギタリストは、出力の弱い単に安物のシングルコイルとしか評価できず、耳がついてないに等しい。このギターは特殊な音がするし、現代化もしやすいので、ぜひ手に入れるべきだと思う。

音の特殊さはボディを交換した前後で変わらないので、ピックアップのと句守勢に由来すると言える。

抵抗値フロント
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抵抗値リア
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ボディ交換前
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ボディ交換
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トレモロユニットがオリジナルのこのタイプのギターは見たことがない。そういうわけで安くとも2万円以上に値すると思える。ペグのパーツが完全ではないが、何かジャンクテスコギターが得られれば、それから補充できると考えている。そうすれば、3万以上だな。売らないけど。

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posted by Kose at 20:12| ギター

2017年08月21日

Vision VE120?のボディのみゲット

この白いギター
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ボディが粗雑に白に塗り替えられていて、その塗装も崩壊寸前。真剣にギター塗装の練習でもするべきか考えていたほどだった。

そうしたらヤフオクで、オリジナルのボディだけが出品されているのを発見。さっき落札した。たぶん自分で塗装したらかなりお金も時間もかかりそうだった。

たいへん嬉しい。



posted by Kose at 00:26| ギター

2017年08月17日

テスコ・チューリップスタイル・モデルSM-21整備完了

このギターは、アメリカでチューリップモデルと呼ばれるタイプを女性向けにアレンジしたものだそうだ。トレモロアームが独特で、ebayでも出品がない。

リサイクルショップから届いたとき、サビと汚れがものすごく、弦はぼろぼろ、とりあえずアンプに繋いだら、ゴソゴソ鳴ったのが救いだった。

半日、汚れとサビをあれこれ手を尽くしてなんとか触るに耐える程度にきれいにした。
そして弦を張り替え、再びアンプに繋ぐと、全く問題なく鳴った。ガリもない。エレクトリック部分は完璧な状態で逢える。

さて問題のピックアップ。可能な限りサビとくすみを取って確認したら

細いタイプのゴールドフォイル完全互換のブラックフォイルだった。ebayで見られるブラックフォイルは、中央の穴の列もフォイル状だが、SM−21はプラスチックか何かのフェイクのピースポールが挿入されている。このタイプをミニブラックフォイルと呼ぶことにする。

音は最初、Visionのブラックフォイルほどのきれいさがなくがっかりしたが、このPUは高さを簡単に調整でき、より弦に近づけると、多少響きのニュアンスにちがいがあるが、十分美しいクリーントーンが出た。パワーがすごく、アンプのゲイン0でもボリュームをフルにすると歪む。

確認として磁力を計測したらフロントもリアも3800ガウス超である。現代のギターの比べても高い。Vsionが1900ガウス〜2000ガウスだから、見かけによらない。かなうのは中華PU位である。

状態がまだよくないので、金属磨き、ギターポリッシュ、電動研磨機を注文した。必ずピカピカにして見せたい。

オクターブはやはりエクストラライトだと、6弦が合わない。このため0.10の弦を注文した。

がんがん躊躇なく注文しているのは、全然使う見込みないギターを2本ヤフオクで売ったからである。そこそこだった。

2本、ジャンクのテスコギターを扱ってだいぶゴールドフォイルがわかってきた。これから可能な限りゴールドフォイル・ギターを入手するつもりだけど、それでブラックフォイルとゴールドフォイル、あるいは他のテスコギターのPUとの比較が可能になるだろう。

そしてギターの形や名称、PUの外見と関係なく、テスコのピックアップがどのようなもので、どれほどゴールドフォイルがよいのか、なぜよいのか説明できるかもしれない。

全体と部分 連続
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TEISCO SM-21 ミニブラックフォイル解体ショー 説明入り
 SM-21はかわいらしいスタイルにもかかわらず、PUはヘビー6KΩ、3900ガウス超でシングルとして今日の基準でも強力だ。細いマグネットと広いコイルが、テスコPUの音を決めているとみて差し支えない。
なおVisionの標準ブラックフォイル(中空2枚マグネット挟み)は各2KΩだと思う。
これの二枚マグネットは磁力線の幅広いため、微妙なコーラス効果があると思われる。

ゴールドフォイルをニュウすすれば、アホみたいなビンテージコレクターは卒業できるだろう。2系統のまあまあのゴールドフォイルは手に入るだろう。


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リア詳細 ポールピースはプラスチックでなく鉄製でものすごくさびていて、こすったので茶色く見える

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posted by Kose at 05:22| ギター

2017年08月10日

ブラックフォイル・ギターの現代的再生

ブラックフォイル・ピックアップは、ザグリなしのボディのピックガードに直付けだ。
このため、ブリッジを低くして弦高を下げると、ハイフレットの演奏で、弦がピックアップに接触することになる。
また、ブリッジが直線で弦に直角であるため、オクターブの調整ができない。

これらは、ライトゲージが一般化する前のギターなので、当時は問題にならなかったのだ。たぶん細くて0.12だったのじゃないだろうか?
現代は太くて0.10で、現代ロックギターは通常0.09だ。

現代のこの弦の細さ、ハイフレットを多用する奏法が通用しないことになる。
そこで改造をする。
1)ネックポケットに3〜4mmの木の板を挟む(シムという)ことで、ネックの指板の高さを、ピックアップの上面より高くして、弦高が低くすることができ、ハイフレットの演奏を可能になる。
2)固定されたブリッジのネジを外して、オクターブ調整をして、斜めにする。ただし弦の太さで変わるため、それが固まるまでは固定しない。
3)ナットの切り込みが浅く、ローポジションで開放弦を含むコードのピッチが崩れるため、切り込みを現代ギターに準じて深くする。
4)0.09はそれでも細すぎるので0.10ないし0.11に弦のゲージを変える。
5)別問題だが、白く後から塗られた塗装が剥離始めているので、透明ラッカー塗装を施す。
6)ヘッドの弦を押さえるやつと、壊れたスライドスイッチは注文した。
7)どうもジャックががたついているので、この間テスト用に買ったジャックに変える。

この程度で普通の現代ギターと同じように扱えるようになるだろう。
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シム
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ブリッジ調整
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ブリッジ調整後正面
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ネックシム、ブリッジ調整後の弦高とピックの関係を横から
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posted by Kose at 19:55| ギター

2017年08月09日

TEISCO社OEM通販向けノーブランドギターをゲット。ゴールドフォイル式ピックアップ搭載

実質850円!!!

落札4500円+送料1350円−入会得点5000ポイント(5000円)=850円

包装を開けてみたら、難しそうだなとお思ったけど、接点復活材かけまくり、アースをチェックして、アンプに繋いだら見事にきれいな音が出ました。

ピックアップスイッチがひとつ壊れて使えない。類似のパーツ入手可能か秋月電子と共立電子を見たが最近はでかいスライドスイッチというものは使われないらしく、該当するものがなかった。今度秋葉原に行って探してくるつもり。

オリジナルはレッド・サンバーストなんだが、かなり前に白に塗り替えられていて、その白のペイントもはげかかっている。

スイッチ以外はオリジナルパーツと思いきや、ピックアップのネジがひとつ交換されていて、しかも歪んでいるため取ることができないのが最大のダメージ。

ピックアップの中を開けてみたら、確かにゴールドフォイルのタイプのひとつであることが確認できた。
ebayの記事でも掲載されている中空コイル二枚マグネット挟み構造だ。
 Gold Foil Guitar Pickups Japan...Types & Observations
http://www.ebay.com/gds/Gold-Foil-Guitar-Pickups-Japan-Types-Observations-/10000000178130123/g.html

ボディは合板で、薄い、3cmだけ。
ネックは専門家によると「メンクランというラワン材」だそうで、荒い木目だ。
現代日本では考えられない低品質。

ピックアップは単にピックガードに置くだけの形で、いかに薄いピックアップといえど、高くて、ブリッジを上げる必要があり、その結果弦高が高めになる。まあよいギターに恵まれた現代日本人にはたいへん弾きにくい。

ピックのネジが細いM2らしく、改造の際はなんとかホームセンターとかで見つけてこないといけない。

この製品はまだいくらでもヤフオクに出てきそうなので(一回、トレモロアーム欠品で見送った)、できればいずれオリジナルの欠品なしのものを落としたい。そうしたら、今回のはストラトとかに載せる。当面やらないけれど。

構造を調べるので時間を食って、ほとんど弾いていないが、ボリュームは十分現代エレキギターと同レベル。独特のクリーントーンをもっている。ボディがベニヤにもかかわらず。驚きである。

もちろん歪ませれば現代ギターの音が出る。

エレキブームからフルコピー時代の過渡期の製品で、太ったストラトともいえるが現代でも鑑賞に堪えるフォルムだと思う。
サドル、トレモロシステム、ブリッジは、エレキブーム時代の形式でここはビザールと認めざるを得ないが、カッコいいギターだ。
まともな材とサドル等を代えてレプリカを作りたくなる気がする。

そういうわけで、しばらく、ボロいけどこのまま遊ぶことにしたい。
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写真

白いお屋敷に似合う
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ボディ−遠目では美しい
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ボディ−詳しく見るといろいろ・・・
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ブラックフォイル・ピックアップ
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白の塗装が剥がれて、合板が露出しているところ
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回路
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このスイッチをどうしよう?
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ブラックフォイル解体ショー

表−右の黒いのがブラックフォイル部分、ゴムか何か柔らかい素材で、既に劣化している。カバーと接着されていたので、劣化していなかったら、たぶん外せなかったと思う。ここらで安く上げたのかな?
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裏−上がコイル
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コイル拡大図−中空コイルマグネット二枚ばさみであることがはっきりわかる
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さらに横から見れば、コイルの内部と外部のマグネットを繋いで挟む金属版の構造もわかる。
コイルは思ったより太くない。磁力線の広がりで、弦の比較的広い振動を同時に得ることで、現代の単線的な音ではなく、実際に複合的な広がりのある音を出力させることが比喩ではなくできるだろうと言える。これがゴールドフォイルの秘密のひとつかもしれない。
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かくして、ブラックフォイルは、ゴールドフォイルの廉価版にほかならず、巻き数や磁力に違いはあるかもしれないが設計は同じカテゴリーと断言して構わない。ブラックフォイルの上に金色の色紙でも切っておいて蓋をすれば、ゴールドフォルだといえなくもない。本物のゴールフォイル(意味は金箔)もイミテーションだからね。
デリダが好きそうな話?
posted by Kose at 22:42| ギター

2017年08月05日

出力が驚くほど低かったLovoski中華ゴールドフォイル風PUの問題点と改善点

基本構造はP−90なんだが、コイル部分がプラスチックで密閉されていたため、不良の理由がわからなかった。

そこで1個完全に解体した。
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*コイルボビンは上下二重で、写真では上のコイルの上のボビン板がはいっていない。

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これがコイル本体、解体中にぼろぼろになった。ちゃんと縦二重であることがわかった。LPのように横二重ではない。
なので構造的にはちゃんと出力しておかしくないはずだが、いろいろ検討した結果、水平方向に磁極があるマグネットとポールピースの垂直の磁力線の方向、および、両者の接触度(ポールピースの磁化度)が問題だと同定できた。

P−90はポールピースと磁石と、ボディ接続用ネジ、裏蓋用ネジがひとつの金属ブロックに留めるようになっていて、とくに接触どの問題がない。

P−90の経験がないのでこれ以上異同については述べることができない。

さて、原因は、ひらめきであっという間に解決した。
製品は、ふたつの磁石板が
SN−SN
で並んでいたのだが、これが理解できなかった。つまり水平方向の磁力が倍になるが、垂直方向は不定なのである弱く水平にSNである細い棒が、コイルの磁心の役に立つのかわからない。
そこで
NS−SN
に並び方を変えれば、ポールピースは単純にSが2倍になった垂直方向の磁力線をもつだろうと想像するのはたやすい。
そこでやってみたら、1300ガウスしかなかったものが、2800ガウスまで上昇した。倍である。理論的にも予想に近い。
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さてP−90のような金属ブロックがないため、マグネットとポールピースの接触面は円の直径上の2点だけでしかない。そこで、ポールピースがたまたまあったM3(軸が3mmのネジ用)のナットで絞めてみたら絞めることができた。接触面を増やすためワッシャーもつけてポールピースとマグネットの接触を増やした。

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これによって、最大3200ガウスまで表面の磁力が増大した。

問題はボディ装着用と、裏蓋留め用ネジである。
前者は300ガウス程度マイナス、後者は一部ポールピースと磁石の接触面に隙間を作る可能性があり、100ガウス程度マイナスである。

3200−400=2800ガウス

まあ実用の範囲だが、少なくともボディ装着方式は野暮ったいので、検討の余地があり、裏蓋は特に必要がないので、ない方がいい気がするのである。

まだ失意の中にあり、これ以上考える気力がない。

使えないことはないが、使う積極的理由もそう多くはないんである。デザイン以外。
posted by Kose at 14:56| ギター

2017年08月03日

P-90型ゴールドフォイル改造中止、Godinギター回路変更、バッカス・テレキャスにハイパスフィルター

Lovoskiの中華P90ゴールドフォイルの設計は間違っており、コイル芯がマグネットに接していないか、中空か、かつポールピースはコイル外で磁化されているものの、コイルに鉄芯がある場合磁力線を弦より手前でショートさせるか、中空のコイルに弱い磁力を供給するかである。マグネットに触れるポールピースやボディ留め用のネジを外すと明らかに出力が増す。
なお内部のコイルはカバーと一体化して安く作られており、カバーだけを買えると言うことができない。完全に解体すればできないことはないが。
さらに中空部分が多いストラトに、ボディ直留めのP-90をつけると、セミアコースティック化し、ハウリングや打音ノイズがひどい。またストラトのシングルPUとどう違う音にするかというポリシーがないと無意味な改造だ。
これは比較的まともなストラトで、比較的まともなP-90で、別のコンセプトのギターを作るべきだということを意味する。
したがって、Lovoski P-90ゴールドフォイルによる改造は、PUがクズだし、さらなる改造は大規模になるので完全に一旦止めることにした。
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P-90とLovoskiの違い
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元に戻した。

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今回の改造の経験で、ポットとコンデンサーの値について詳しくなったため、次の改造をやった。

Godin model SD
音がこもりがちで、ハムバッカーなのにポットが250kΩ、0.047μFではないかと開いたらその通り。シングルPU用の値。
このため、500kΩ、0.022㎌に変更。
高音の抜け全開になった。ただしフロントとセンターが似たようになり、低音の出がおかしいのではないかと思った。
昨日の夜はそれで寝たが、深夜何度か目が覚めたとき、SSHのS(シングル)にも500kΩポットのトーンコントロールがかかっているのはまずいかもしれないと思っていた。
早朝、セレクターの不使用端子からフロントとセンターにトーン・ポットに配線して、ボリューム・ポットからの配線を外し、リア出力からトーンポットへの接続をなくした。眠りながら考えた。
これで標準的なストラトと同じになり、リアは全開で高音の抜けがよく、センター、フロントはミッド、ローのブレンド具合が特徴あるバランスのとれたものになった。
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その勢いで、念願だったバッカス・ユニバースシリーズ・テレキャスターのボリュームポットへのハイパスフィルターの追加だった。
これでカントリー風のハイのきつい音色、特にセンターの独特の音を得ることができた。
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つぎは、ソニックブルー・プレイテックに乗せたのと同じYibuyの黒のタイプ(Lovosikiと色味は同じ)を元に戻したレジェンド・ストラトに乗せるつもりだが、8月後半以降にしたい。CADと電磁気学の勉強がおろそかになっているため。知識がなければ、だがのゴミアサリだからこれが大事。


Yibuy 48/50/52mm エレキギター ピックアップ 4線 シングルコイルピックアップ ハムバッカー (ブラック)
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こんなのも興味深い。


ammoon 3枚 48/50/52mm ピックアップ 受動磁気ピックアップ デュアルコイル 音孔ピックアップ Fender ST スタイル エレキギター用 ¥ 3,999
posted by Kose at 10:39| ギター