2017年11月12日

テスコ・ラップスチール・ブラザーズ

夏に購入した黒のテスコ・ラップスチールと昨日入手したクリーム色のテスコ・ラップスチールを、後者のチューニングとブリッジバーの比較がてら、撮影。
黒テスコはずっと重いし、高級感半端ない。音も生鳴りでもボディ全体が鳴るのが分かる。
しかしわずかな差だけど、黒テスコは4000円ぽっきりで、クリームテスコは4250円と黒テスコの方が安かった。まあブリッジ欠品で演奏不能だったからあれだけど。黒沢楽器ではアメリカで買い付けた品としてビンテージ価格で売っとる逸品だ。売らないけど。なんで僕の手に入ったか運がよかったとしか言いようがない。
コールドフォイルは、DeArmond社のハーモニーのコピーに1958年に出たばかりのギブソン・ハムバッカーのビスを取り入れたものであることは僕には疑いがない。コレクター連中は何も考えていないから何の主張もないだろうけれど。そのゴールドフォイルを搭載したエレキギターSSシリーズのコントロールパネルのデザインはまったく黒ラップスチールのレトロ・フューチャーなデザインに直接由来していることも僕には疑いがない。エレキ小僧の慣れの果てのコレクターには、テレキャスターの場合もそうだけど、それらがラップスチールに由来する部分をもっていることをほとんど気づかないか、無視しているのだ。彼らはハワイアンとかカントリーというのは軽蔑して、エレキギターがなんか偉いと思っているのだ。チューニングの違うスチールギターとかマンドリン(バイオリン等)は弾けないのだろう。
まあ僕も弾けないものはたくさんあるわけだが。
来年はアコーディオンに挑戦したい。ザ・バンドの何かをコピーしたいし、ライ・クーダーのテックスメックスにも不可欠だ。本物のアコーディオンは安くて25万円位である。だけれどぼくが弾く程度のは学校アコーディオンでいいのだ。もうチンドン屋でもやるかな?

テスコ・ラップスチール・ブラザーズ
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ヘッド *ロゴが違う
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黒テスコのレトロフューチャーが際立つ
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黒テスコ、厚い
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オリジナルのブリッジバー
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ぼくの自作バーとの比較 末端の直径は同じだから、オリジナルに傾斜はないと結論。
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EP−8ハーモニーと黒ラップスチール(以上50年代末)のSS−2L(60年代初め)のピックアップとデザインの直接的関係
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posted by Kose at 16:32| ギター

2017年11月11日

テスト準備用Legendストラト・フロントにテスコ・ゴールドフォイル装着、出音確認

結局、木工ネジにバネをはめて、台の木に留めるだけにした。本番のテストはバッカス・テレキャスでやるので、これは予行演習。リアはあまりゴールドフォイルの特徴が出ないため、つけないままにした。

テストが終わったら、ピックガードを改めて購入して、Legendストラト2ゴールドフォイルギターにする予定。その場合はピックガードからつるすようにする予定。

今回のぞんざいな改造でも、スポンジも挟んであるので、ボディの振動がピックアップに激しく響くということはない。プレシジョンベースと同じ。

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音は、テスコのギターは60年代前半のため、安い材で古くて響かなくなっていたのは明白なので、Legendの安いギターでも、低音から高音まで妙な癖なくはるかによく響く。

ライ・クーダーが主張するように、ストラトにゴールドフォイルつけると、ストラト・ピックアップでは絶対に出ない低音が出る。たとえLegendであってもだ。

さて、その本番テスト(録音録画する)用のテレキャスのリアが今日弾いてみたら音が出ない。ストラトの配線の参考のため一昨日コントロールパネルを開けたせいなのは確実だが、どこが悪いのかさっぱりわからなかった。結果的に、リアのコールドの配線がこれまで単に触れていただけだったということが分かった。しっかりはんだ付けしなおした。焦った。1万2千円のギターなので、リアピックアップ交換するとしても中華ピックアップだろうな。探してみよう。
posted by Kose at 15:04| ギター

2017年11月09日

ゴールドフォイルタイプ・ピックアップをLegendストラト同一ボディで比較テストへ

正直、古いギターなので、ボディの鳴りが悪さが影響して、ピックアップ同士を比較するのが難しい。同じテスコ・ゴールドフォイルでもギターごとに、だいぶ音が違う。
一番いいのは最後に購入したSS-2L(19フレット)とDECCAのZen-Onタイプだ。
他は、衝撃を受けるほどではない。
衝撃を受けるというなら、Tomson VisonとTEISCO SM-2LのファミリーPUで、前者はクリーントーンの場合、後者はドライブサウンドの場合のゴールドフォイルの感じをよく表現している。音もきれいである。
しょぼいゴールドフォイルギターはなんと言ったらよくわからない。
そのため、Legendストラトを試験台にして、PUの良しあしを多少なりとも客観的に評価したい。
SS-2L、Zen-On Audition、SM-2L、Vision
の4つを比較する。
まだピックアップの高さ調整をのどのようにするか決まっていないので、多少時間がかかると思う。テスト方法が決まれば話は早い。

テスコのジャンクボディから切り出した木片をザグリ内にしっかりネジ止め
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ピックガードを置いてみる
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ゴールドフォイルも置いてみる。これだけで結構カッコいい
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posted by Kose at 21:55| ギター

2017年11月08日

クラシックマンドリンのソリッドボディ化計画 その2

良い写真が手に入った。

角度問題だけれど、たいへん浅いことがわかった。このためフェンダー方式の可能性が高い。

今度は、トップ板の周辺の装飾をどうするか、結構複雑であるみたいだ。やはり3000円くらい出すと結構美品が手に入るのもわかった。ボディと塗装とパーツの方が高いので、100円だろうが、3000円だろうが、費用にあまり大差はない感じがする。

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posted by Kose at 08:31| ギター

クラシック・マンドリンのソリッドボディ化計画

ヤフオクでは、100〜1000円でジャンク気味のクラシックマンドリンがたくさん出品され続けている。
これは大正時代から、大学のマンドリンクラブで大量に使われてきたためだと思う。
今出ているのはやはり1960年代、つまり団塊の世代の使用のが多いみたいだ。
使い道ないなあ、と思っていたら、ピンときた。

トップ板とネックフィンガーボードを残してボディをソリッドボディに変える。

これを可能か確かめた。

まずボディ材だが、某所で主にテレキャスに使われるような種類の2ピース材なら3000円で入手できることが分かった。ギター材の特殊なところは厚さが4cmないといけないことで、一般の木材販売では全く扱われていない。1ピースになる1万円する。

ナット、ピックアップ、ブリッジ、テールピース、ピックアップは4弦用のものが安く入手できる。
アメリカではシガーボックス・ギターに使われることが多いみたいだ。

4弦にする。8弦なのは単に音量が乏しいからで、エレクトリックなら4弦で基本的にいいし、たぶん押弦もらくだろう。考え方として、ちょうど普通のギターの12フレット以上と同じだとおもえばいいだけだ。

テールピースとブリッジは、クラシック方式とフェンダー方式がある。これはのちに検討する。

クラシック・マンドリンのトップの構造は平板で、ブリッジの部分でテンションを稼ぐためにそこからかっくどがついて下がって折れる構造をしているということだ。アーチドトップではないので加工は楽だ。

トップ板は、飾りで、本体はトップもバックも例の樽状の構造でできている。

トップ版をいかにはがすかだが、これはアイロンで膠を溶かす方法が一般的だ。ちょっと乱暴なので、当初失敗する可能性があるが、上に書いたように100円からどんどん出品されるので、トライ&エラーだ。

ネックは機種により違いがあるかもしれないが根っこに、数センチの突起があり、これを本体に組み込む形だ。このため、ソリッドボディではセットネックにできる可能性がある。

最初は、本当にクラシックバイオリンの形にギター材を切り抜いて、適当に滑らかにして、安価な塗装をするだけ。それでも塗装費は3000円くらいかかるだろう。全部スプレーだ。天気の良い日に屋外でやる。夏はできない。

トップはそのまま角度をつけるか、無理やり平たくするかは未定。
フェンダータイプのブリッジなら平たい方がいいだろうし、クラシック方式なら角度があった方がいい。
フェンダー方式の場合は、弦通し穴を裏まで通す。これでブリッジやテールピースが剥離するという事故は生じない。

最後はペグだ。4弦なので4つ穴が余る。この場合、穴を放置したほうがかっこいいと思う。ペグは新品に変える。

そういうことで1万円弱で改造は可能だし、いろいろ変化をつける楽しみがある。

クラシック・マンドリンのジャンクの写真
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posted by Kose at 07:21| ギター

ZEN-ON Audition (2 gold foil PU) 設計図完成

SS-2L、WG-2Lとならんで著名なゴールドフォイルギターZen-On Audition。ゴールドフォイルPUはテスコ製と構造が違い2マグネットで1コイルを挟む独自の方式です。当然、高低に差のある二つの地力線中の振動をひとつのコイルがとらえるため、平たいフェライトマグネット特異な広いダイナミクスを得る効果が予想できます。69年代後半は、特にベンチャーズの影響が大きいと思いますが、狭いダイナミクス(シャープともいう)のピックアップが人気になり、ゴールドフォイルやデアルモンド社ハーモニーの人気がなくなります。その後ハムバッカーが一般化して、ゴールドフォイルは忘れられることになります。
しかし、ハムバッカーは高音成分が失われるため、これと対照的なフェンダー社ピックアップが相補的な地位を占めることになるわけです。
ゴールドフォイルピックアップの特性は、ノイズに弱い場合もあるかもしれませんが、音域は両方の特性をもつと予想できます。
実際、フロント1PUだけで十分機能するのに時代の流行で何個も(最大4つ)並べたメーカーはあまり音楽的なことは考えなかったと思います。
今日でも、ゴールドフォイルをリアに使うメリットはないと思います。というのも広いダイナミクスが取り柄なら、高音しか出ないリアではその特性は他のPUと大差ないからです。
そのためライ・クーダーは対象的に極めてシャープなSUPROストリングスルーPUを使ったと思います。
現代なら、テレキャスで組み合わせるのが一番簡単でしょう。
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posted by Kose at 06:26| ギター

2017年11月04日

TEISCO SS-2L設計図作成完了

一部採寸不足しているし、いまいち見栄えが悪いため後で修正するけれど、だいたい1日半で作成しました。
ゴールドフォイルは、WG-2Lのものを流用しました。
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オリジナル写真
*ブリッジは修理してある
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posted by Kose at 10:10| ギター

2017年11月01日

TEISCO WG-2Lのblue print作成ほぼ完了

11月ですね。
10月にやるつもりだったゴールドフォイル・ギターの設計図化やっと開始して、今日丸1日かけてテスコWG-2Lの設計図をInkScapeで作りました。形は写真をベクター図形で写しました。
1日フルにかかるので、2日に1作程度のペースで順次作成予定。次はTEISCO SS-2L。

設計図のほかに、ピックアップの電磁気データ、配線図の資料も作ります。録音録画もします。成果はあまり期待できませんが、音声スペクトラムデータもとります。

基本的に、売れるものは全部やります。売れそうにないのは、残るでしょう。
「ゴールドフォイル・ブラザーズ」という名でWordpressレンタルサイトで公開予定です。

WG-2LとSS-2Lは真正テスコ製ですが、ぼくの感じでは、ゼンオン(ミツヤ)のものの方が、ギターの状態がまともなのが多いこともあって、実際の音で、テスコが本物でゼンオンが偽物とはいえないと思ってます。Revarbというオークションサイトでそういう区別をしているようですが。

かねてより主張していることは、テスコ・ゴールドフォイルのビスはまったくのフェイクで、本当はあの3分の2の大きさでいいのです。その3分の2のサイズのピックアップもテスコ出してます。ゴールドフォイルを過大評価して、そのスリムタイプを過小評価している世界中のギタリストや楽器屋は耳に垢が詰まりすぎだということです。

日本発売のものは黒い人工皮革がゴールドフォイルの代わりに使われていますが、アメリカ輸出用にはスリムタイプでもゴールドフォイル使われてます。

このタイプのギター、1個しか持ってないので、いずれ手に入れることができればよいと思っています。eBayなら今でも買おうと思えば売っているのですが。まずいい加減たまったものを処分するのが先と。

こうやってデータ化すれば、名前が何であろうともう単に物理的観察の対象でしかなくなるのです。何のロマンもない扱いをしたいと思います。

WG-2Lの設計図、ヘッドの部分の採寸してなかったので、もう少し手を加えますが、あとは完璧は目指しません。

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posted by Kose at 21:17| ギター

2017年10月31日

ライ・クーダーのクーダーキャスター使用のSUPROラップスチール、入手

伝説のギター界最大の改造ギター、ライ・クーダーのいわゆるクーダーキャスターのリアピックアップに採用されたピックアップを搭載するSUPROラップスチール(1940年代もの)の本物をあれよあれよという間に入手。あんまり積極的ではなかったが、ここまでゴールドフォイルを収集したのだから、ほんのついでなんだけど。
1.ジャックが特殊で(おそらくアンプとセットで売られていたのだと思う)、これを普通のジャックに改造する必要あり。
2.ピックアップのネジが2本欠品、またもう1本はビスではなく木ネジで、実際にはオリジナルのネジは1本だけ。ネジ穴も2カ所ビス穴が削られ大きくなっている。これらをレストアしなければならない。
これらのため、パーツとネジその多が必要なのでのんびり取り組みます。

ピックアップは、ポット、ピックアップ、ブリッジ、テールピースをすべて乗せたステンレス板に直接コイルを載せる形で、このため、ライ・クーダーは、大きくステンレス板を切り取ってクーダーキャスターに乗せることとなった。ブリッジとテールピースはライ・クーダーがやったのと同様除去しないとならないと思うが、他は任意でかまわない形。

ピックアップは、ステンレスの天板(帯磁性あり)、磁化された左右の支柱(ネジようの凹みあり)、テレキャス・シンライン風のピックアップ本体の天板、まだ見えないがコイル・マグネットのピックアップ本体、ステンレス板、ピックアップ天板とステンレス板は、ポールピース形式のネジで固定されているらしい。怖いのでまだ外していない。ピックアップ本体はたいへん薄い。

記事などを読んでいると、上にPU、下にストリングスルー部分という構造だと勝手に思い込んでいたのだが、そうではなくストリングスルー部分が上、ピックアップ部分が下で、わりと普通であった。シンラインを改造すれば似た感じの物は作れそうな気がする。

とりあえず電磁気関係の調査をおいおいやるつもり。
ここのところ大きな修理ばかりやっていて、背筋を痛めていて、あまりすぐやる気が起きない。

話でだけ有名なSUPROピックアップを、ちゃんとどんなものか記述することが大切。改造は二の次。めんどくさい場合はやらないかもしれない。

デコボコの木にみえるボディは、セルロイドの模様の所為
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ヘッド
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本体
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PU・コントロール・ブリッジ・テールピース部
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特殊なジャック
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ピックアップ拡大図
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ピックアップの天板を外したところ
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ピックアップ本体ー薄い
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スチール板を開けて、ザグリを見せる。
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posted by Kose at 08:01| ギター

無残な改造TEISCO SS-2L(19Flet) をレストアしました

SS-2Lは17Fletのものをすでに持っていましたが、リアピックアップが断線で鳴らず外して、一旦1PUでセットアップした後、追加で結構高かったゴールドフォイルPUをリアにつけました。
写真を撮っていなかったので、配線が分からなくなってしまいました。適当に判断して配線するとトーンがおかしい。ラジオで鳴らすような、レンジの狭い音になっちゃう。
まあしょうがないなと思っていたら、19Fletの出品がヤフオクで合って、頑張って落札しました。
こちらは、PU、配線、スイッチ、ネック他全体的に状態は良かったんだけれど、最悪なのは、ブリッジとテールピース、トレモロをテスコの他の機種から移植されていて、しかもブリッジを低くするため、ブリッジの下が彫刻刀か何かで掘られていました。がっくり。
そこでブリッジ部分の穴を10cm×2.5cmにきれいにノミで掘り、ジャンクのテスコのボディ材から同じ大きさの木片を切り出し、あまりに同じ大きさのため、ハンマーでたたきこみ、ばっちり平らに。
もはや職にクラスの技。
そしてテスコWG−2Lのブリッジとテールピースを、中心線に気を付け、また、オクターブ調整をしながら、17Fletの配置と同じように、装着。
かくして、埋め木はみっともないけれど、たいへん状態の良いSS−2Lが出来ました。
アンプを通しても、感じがいい。結局こちらを残し、旧17Fletはすぐ放出することに決定したくらい。

補修痕
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遠目ではわからない?
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17Fletとレストア19Flet TEISCO SS-2L
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posted by Kose at 07:29| ギター