2016年07月17日

産経新聞続報、猪瀬元都知事の都議会のドン内田茂批判をインタビュー

そういうわけで、舛添を引きづり下ろすキャンペーンを始めたのは産経新聞だから、ちゃんと責任をとっていただきたい。

産経記事中のA氏は内田茂・自民党東京都連幹事長。記事中のA氏には[内田茂]と付した。
ニューズピックスの記事は次:

誰が東京を殺すのか、猪瀬直樹が語る「東京のガン」
https://newspicks.com/news/1663515/body/

【都議会の闇】
猪瀬直樹元都知事が衝撃告白「都議の自殺は都議会のドンに追い詰められたためだ」

産経新聞 2016.7.17 07:00
http://www.sankei.com/premium/news/160717/prm1607170029-n1.html

 東京都知事選(7月14日告示、31日投開票)の告示前日、ニュース共有サービス「NEWS PICKS」(ニューズピックス)に「都議会のドン」に関する衝撃のインタビューが掲載された。元都知事の猪瀬直樹氏(69)が「東京都議の自殺は都議会のドンに追い詰められたためだ」と告白したのだ。猪瀬氏は産経新聞のインタビューに応じ、石原、猪瀬都知事時代の都議会のドンの専横について赤裸々に語った。

 −−ニューズピックスの記事、反響がすごいですね

 「そうそう。見てよ。僕のツイッターのリツイートなんか1万を超えてるんだよ。こんなこと、東日本大震災の夜、都営地下鉄が何時に走るか、と拡散したとき以上の反響だよね」

 −−猪瀬都政時代に経験した「理不尽」とはどんなものでしょうか

 「直接に経験したのは、副知事になった直後の平成19年秋、参議院の議員宿舎建設を中止したことだね。あのとき、森をつぶして建設するというので、石原さん(慎太郎元知事)を説得して中止させたんですよ。このときに怒ったのが、都議のA氏[内田茂]です。石原さんですら、彼には頭を下げていた」

 −−具体的にはどんなことがあったのですか

 「選挙の際、僕のポスター約2万枚が送り返されてきた。最終的には連合が貼ってくれたんだけどね」

 −−(猪瀬都政は)根回しがない、独断専行だというような批判が都議会にはあったようですが

 「いくら僕に行政経験がないからといって、根回しが必要なことくらい分かっていますよ。僕は重要な議案があるときは、A氏[内田茂]に電話していた。でも出ないんだ。自宅にかけると奥さんが出て『まだ帰っていません』の繰り返し。それで結局、議案提出日が来てしまう。すると『俺の所になぜ話が来ない』となる。後である議員から聞きましたが、A氏[内田茂]は『猪瀬の電話にはわざと出ないんだ』と言っていたそうです。A氏[内田茂]には腹心の都議がいて、僕は彼を話のわかる奴だと思ってそれなりに親しくしていたつもりだった。ところが、A氏[内田茂]が出なくなったのとほぼ同時に、腹心の都議も私からの電話には一切出なくなった」

 −−都議を自殺に追い込んだという話も出ていましたね

 「樺山卓司(かばやま・たかし)さんという都議が、A氏[内田茂]に反旗を翻そうとしたことがあったんです。彼は台湾総督の樺山資紀のひ孫なんです。それで副知事時代、羽田空港国際化の第1便で台北に一緒に行ったことがあります」

 「実は先日、樺山さんの娘さんから『父は憤死した』と連絡をもらって、遺書を見せてもらったんです」

 《産経新聞は平成23年7月2日付朝刊で、樺山氏が1日未明に死亡したとの記事を掲載し、「警視庁は、自殺の可能性が高いとみて調べている」と報じている》

 −−それが猪瀬さんがツイッターで公開したものですね

 《猪瀬氏が公開した「遺書」には次のようなことが書かれていた》

 『これは全マスコミに発表して下さい!!武士のなかせ(原文ママ)!!。A[内田茂]を許さない!!人間性のかけらもないA[内田茂]。来世では必ず報服(原文ママ)します!御覚悟!!自民党の皆さん、旧い自民党を破壊して下さい』(※Aは遺書では実名)

 「うん。自民党都議団の集まりで樺山さんが皆がいるところで罵倒された。彼は当選5期で議長になる順番が来ているのになれなかった。小学校や中学校のいじめのようなことを延々とされた。自殺当夜は、仲の良い『反A【内田茂】』の仲間5人で飲んでいたそうなんですが、午後11時半ごろに自宅に帰って、午前3時ごろにビニール袋を頭からかぶって自殺しているのを奥様が見つけました。遺書が発見されたのは1年後でした」

 −−ところでA氏[内田茂]は選挙にも強いのですか

 「これが選挙には弱いんだよね。地元でマンションに住む新興住民が増えたので、古くからの地盤だけでは当選できなくなったので」

 −−東京オリンピックにも問題があるとお考えですね

 「招致のころまではうまくいっていたんですよ。ところがいざ招致に成功して招致委員会を解散して組織委員会を立ち上げたころからおかしくなった。森喜朗さんが組織委員会の会長をしていますが、それにも当時、私は反対してにらまれた。平成25年11月号の文藝春秋に森さんの寄稿文が掲載され、そこで私への批判がつづられていました。結局、私が12月に都知事を辞任すると、森さんが会長になってしまった」

 「今は要職は皆、森さんの取り巻きが占めています。森さんに近い河野一郎さんは日本スポーツ振興センターの理事長を務めていましたが、新国立競技場問題の責任を取って理事長職を退きました。ところが今も組織委員会の副会長には残っているんですよ」

 −−今回の都知事選についてはどう思いますか?

 「僕は現在、(公職選挙法違反罪で)公民権停止中だからね。あんまり突っ込んだことは言えないんだよ。でも、この都議の問題はまだまだ言っていきますよ」

posted by Kose at 12:54| 評論

2016年07月15日

産経、舛添誤爆を反省し、反都議会ドン(内田茂・自民都連幹事長)批判=小池支持に転向?

「猪瀬直樹氏が衝撃発言 自殺した都議は“都議会のドン”にいじめられていた…「遺書」画像も公開」

舛添全都知事辞任騒動は、フジ産経&ネトウヨの韓国人学校に対する右翼的反発に根ざし、ジャブとしての高額外遊批判記事が、なんだか舛添氏の不徳の致すところでセコイ金銭感覚の国民総動員バッシングまで発展したものに過ぎない。
これで、自公が都知事を失ったら、フジ産経はバカ丸出しである。
なのでどのように反応するか見ていたら、フジ産経=>都議会ドンバッシング=>小池間接支持ということになるような感じがしたし、ネトウヨもほぼ同様の論調だが、ソースがなかった。
なんとソースは、猪瀬元知事から出た。

都議会ドン内田茂・自民党東京都連幹事長が、パワハラで都議を自殺に追い込んだという爆弾である。

猪瀬氏の元記事はこちら

誰が東京を殺すのか 猪瀬直樹が語る「東京のガン」
NEWS PICKS 2016/7/13
https://newspicks.com/news/1663515/body/
東京のガン=内田茂だそうだが、記事を読んでいただきたい。

それはネットニュースにすぎないが、日刊ゲンダイに次いで、産経新聞電子版にも内田茂は匿名Aで計w際された。以下はその記事であるが、これでフジ産経のバカキャンペーンの落としどころが見つかったということになろう。
だって、舛添がどこにどんな飛行機で外遊するかは、都の事務方の責任に過ぎないだろう。舛添が外遊大好きだったから、事務方がお手盛り旅行してたと批判しないマスコミはバカ丸出しである。まあ、問題は単にホテル三日月の30万円程度の私用だけしか残らないように思われる。あとは舛添氏の普段の人徳に欠けるところがあったに過ぎない。
 バカフジサンケイは責任をもって、内田茂が支援する候補を落とすキャンペーンをやれよな。ばかまるだしだよ。

猪瀬直樹氏が衝撃発言 自殺した都議は“都議会のドン”にいじめられていた…「遺書」画像も公開
産経新聞 2016.7.15 12:00
http://www.sankei.com/politics/news/160715/plt1607150009-n1.html
 猪瀬直樹元東京都知事がインターネット上のインタビューで、「都議会のドン」に関する衝撃的な発言を炸裂(さくれつ)させた。2011年に自殺した自民党都議が、ドンのいじめに遭っていた−というすさまじい内容だ。猪瀬氏は自身のツイッターで、遺書ととれる「殴り書き」の公開にまで踏み切った。都知事選を直撃しかねない、強烈な「爆弾」が投げ込まれた格好だ。(夕刊フジ)

 インタビューが掲載されたのは、ニュース共有サービス「NEWS PICKS」(ニューズピックス)で、13日に公開された。

 猪瀬氏は、自民党都議の樺山卓司(かばやま・たかし)氏(当時)が、11年7月1日に自宅で自殺した原因について、「(都連実力者の)A氏にあります(中略)。A氏に何をされたかというと、都議会議員の集まりの中で嫌がらせ的に罵倒されたり、議長になれたのにならせてもらえなかったり、ギリギリといじめ抜かれた(中略)。『反A氏』の声を上げると粛清されてしまう−そんな世界が都議会にはあるわけです」と語っているのだ。

 猪瀬氏が名指ししたA氏は、都知事選に出馬した小池百合子元防衛相も「都議会のドン」と呼び、注目を集めたことでも知られる。

 猪瀬氏は先日、樺山氏の親族から「父は憤死した」との連絡を受け、遺書を見せてもらったという。猪瀬氏は証拠を示すかのように自身のツイッターで遺書を公開した。

 その遺書には、《これは全マスコミに発表して下さい。Aを許さない!!人間性のひとかけらもないA。来世では必ず報服(原文ママ)します!御覚悟!!自民党の皆さん。旧い自民党を破壊して下さい》という壮絶な殴り書きが確認できる。

 なお、産経新聞は11年7月2日付朝刊で、樺山氏が1日未明に死亡したとの記事を掲載し、「警視庁は、自殺の可能性が高いとみて調べている」と報じている。

 猪瀬氏が投げ込んだ「爆弾」は、都知事選を「A氏ら自民党都連に支援された増田寛也元総務相」と「A氏らと戦う小池氏」という構図にするのか。猪瀬氏はインタビューの中で、小池氏について「期待したい」と語っている。



 A氏は14日朝、夕刊フジ記者の直撃取材に対し、猪瀬氏のインタビュー内容について、「そんなのコメントしたくない。バカみたいな話」と語った。夕刊フジ記者が「あり得ない話なのか?」と聞くと、A氏は「はい」と言い切った。同氏の事務所も同日、「事実無根だ」とコメントした。

遺書の画像ほか




鳥越なんとかが、癌検診100%を内田茂のこととして皮肉っていたとしてもわかりにくすぎるだろう。
posted by Kose at 13:49| 評論

2016年06月13日

選挙の予想はするけど投票しない支持しない

都知事選については前回書いたが比率は概ね次のとおりである。

自公系:共産系:支持なし=2:1:1

国政と違うのは、公明共産がかなり動員力があり、選挙結果に影響を与えることである。

民主=民進は0評価で、支持なしか自公に含まれる。

実際マスゾエ選挙の時、反原発候補が共産党系と支持なし系に分裂した。

マスゾエ云々はもう盛りの過ぎた話なので、次を考えると、もはやワンイシュー選挙はできない。争点がない。

なので単純人気投票になる。

それを踏まえて、小泉進二郎対国谷裕子なら、まあ選挙やってもあほな東京都民もある程度盛り上がるかなと。


東京都民はあほなんだが、候補者はインテリ有名人でないといけないのである。

まあ本当のところ、マスゾエが韓国学校で自民右派とネトウヨに嫌われていることと、五輪に高飛車に非協力的だったため、気づいたら味方はゼロだったということに過ぎないとおもう。都民対マスゾエではなく、自民対マスゾエというコップの中の騒ぎに、マスコミが勘違いの報道をしているだけである。

都民はあんまり関心ない。東京都民が五輪に積極的でなかったのは周知のことである。

あんなものは石原の北京五輪へのやきもちの産物に過ぎない。

まあ日本が勝つと嬉しんだけどね。

都民=マスゾエはやめてほしいが都知事選は御免という矛盾を直視してないあほ。

いずれにしても選挙にはいかない。統計的に有意でないからである。
ブッシュ=ゴアのフロリダとか、この間のペルー大統領選とかレアケースはあるんだが、基本的に、ハーバーマスの言葉で言えば、社会国家という体制から逸脱することはないというだけである。
リベラルか保守とか関係ない。
奇妙なナショナリスト病が出現しないことを祈るだけの話である。
posted by Kose at 21:43| 評論

2016年06月12日

AIが書いた脚本をもとにした短編映画だそうだ



傑作? 迷作? AIが脚本を書いたSF短編映画が公開
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1606/11/news026.html

What do you mean?

Nothing!


AIの常套句だ。

そしてジョン・レノン程度ではある。
posted by Kose at 21:34| 評論

2016年06月10日

マスゾエはいよいよだめらしい

都職員の感想だ。

「給与返上」で、決定的になったんじゃないか?

なら辞めればゼロ円だ。

一度、引き下がると、ロープでクリンチしかないよね。

まあ、辞めてもいいけど、都知事選ないし都議選にかかる費用の方がはるかにでかいから、バカみたいである。そこがせこさの強みである。

なので例えば「東京オリンピックの顔」を選ぶとか、「せこさ」以上の「大儀」が必要なのである。

しかし呪われた東京オリンピックを引き受ける奴いるんかね?
posted by Kose at 08:10| 評論

2016年06月07日

舛添バッシングにおけるネトウヨ&フジと左派メディアの呉越同舟

舛添の代わりがいるならどうぞ。
自公は、小泉進次郎をだすくらいの気迫がないとだめだ。
民進は、すでに書いたが国谷裕子氏を引っ張り出さないとあかん。
これくらいの勝負を、声を張り上げている連中全員が予想してないのだとしたらホリエモンが正しい。
まあTBS、テレビ朝日が叩くのはよくわかる。わかりやすすぎる。
問題はフジ=産経である。
実は、舛添は、韓国学校に便宜を図ったことでかなり以前からネトウヨのバッシングにあっていたのである。
要するにフジ=産経は、保守でもネトウヨよりなのである。産経の韓国嫌いは隠しようがない。韓国嫌いの大本営みたいだからな。
おもしろいのはフジテレビは舛添バッシングを熱心にやればネトウヨの日頃のバッシングから逃れられるという呉越同舟状態なのだ。

なにかポジティブな報道しろよ。と言ってもほとんど見ないけど。
小泉進次郎VS国谷裕子の都知事選を9月にやるとか話を作ってほしいものだ。
それなら多少面白いと思う。政治ショーに過ぎないが。
posted by Kose at 21:27| 評論

AIによる絵画の再現性の検証、モナリザ、モネ、モンドリアン

美学的に絵画は具象画から抽象に向かう。当然予想できるが、抽象化が進むとこのAIの手法は無効だろうと予想しやってみた。もちろんAI批判のためである。驚くべきことに具象画の傑作モナリザですでに駄目である。肌色すら再現できない。水連はグリーン気味に色を付けただけである。モンドリアンのコンポジションは予想通り単にグレーである。もちろん古今東西の美術作品をディープ・ラーニングすれば直ちに再現できるだろうが、その場合は、ディープ・ラーニングしなくても、単に画像の特徴からオリジナルを検索するだけでいい話である。

siggraph2016_colorizationによる。

ダ・ビンチ モナリザの場合

オリジナル
MLorig.jpg

グレー化後カラー化
MLcolorized.jpg

モネ 水連の場合

オリジナル
monetorig.jpg

グレー化後カラー化
monetcolorized.jpg

モンドリアン コンポジション

オリジナル
mondorig.jpg

グレー化後カラー化
mondcolorized.jpg

グーグル画像検索でグレー画像からオリジナルを検索できるかを調べたら、グレー画像から、カラー画像を検索することはできなかった。

いばるなAI!
posted by Kose at 17:09| 評論

2016年06月03日

少しAI・ロボットに変化が出てきた件


2016/04/28 に公開
飯塚、シモセラ氏による”ディープネットワークを用いた大域特徴と局所特徴の学習によ-る白黒写真の自動色付け”のテスト
Testing the "Joint End-to-end Learning of Global and Local Image Priors for Automatic Image Colorization with Simultaneous Classification" by Satoshi Iizuka, Edgar Simo-Serra.
http://hi.cs.waseda.ac.jp/~iizuka/pro...

Movie: "RomanHoliday (1953) "
https://archive.org/details/RomanHoli...

この技術はすばらしい。ソニーらしい。詳しい記事がわからなくなってしまった。カラーにしなければならないとか、カラーのほうがいいとかいう意味は何も含まないが。
全体の環境と部分の材質の両方を合わせてディープラーニングさせるそうだ。
これは人間でも一コマずつできることを、自動化するため、弱いAIである。

別のニュースで、公共施設間のバスの自動運転化を石川で実験するというものもあった。これも目的が限定されており、要するに自律型路面電車とおなじであるから、好ましい。

日産が、アクセルとブレーキの踏み間違えを抑止する自動化機能を加えたというニュースも素晴らしい。

一連の自動運転やAIのニュースは半分よりもっと多く単なるプロモーションである。
とくに日本人がヒューマロイドを好むのは、技術の進歩におけるガラパゴス化の一因となるだろう。政府はこの問題をより深刻に考えるべきだと思う。携帯・スマホの轍を踏むだろうと思う。

人間に容易にできることを、不細工にAIやロボットにさせることを実用段階でやっているのはばかばかしい。しょせんプロモーションである。

人間を支援する技術により多くの資金を投入できるように誘導すべきだと思う。自分の金で好きなことをやっているGoogleのマネをしてもアイディアも技術も追い付かないのだ。

NHKが羽生棋士とAIとの対戦を番組にするなどあまりにくだらなすぎる。ロボットと人間のプロレスでもやった方がましである。
posted by Kose at 10:16| 評論

2016年05月26日

先読み

自民党があほなこと(昔の名前で出ています的なポスト舛添)考えるなら、民進党は国谷裕子さんを口説いて都知事に立候補させればいいと思う。

自公、100%負けるぜ。
posted by Kose at 08:39| 評論

2016年04月19日

Facebook人工知能がやってくれました

ははは、人工知能マーケティングにNHK手を貸しやがって。STAP騒動と同じように、たまに全く根拠のないプロモーションを報道であるかのようにやるのがNHKの一部の体質である。小保方さんによるBPOの訴えは夏くらいまでかかると思うが、もうNHK放送止めちまえということになるだろう。本当にそういうプロモーションをどんな経路かわからないけどやるんだよ。おそらく経産省(文科省)+電通の受け売りなんだと思うよ。

F8カンファレンスでFacebookが大々的にプッシュしたボットだが、ありのままに評価することが重要
2016年4月19日 by Ron Miller
http://jp.techcrunch.com/2016/04/19/20160418facebook-sends-a-loud-message-about-messenger-bots-but-will-we-hear-it/
メジャープレイヤーがカンファレンスを開催するとメディアはしばらくそれに関する報道で埋まる。われわれはついつい、そのビジョンに釣り込まれてしまう。われわれの注意力が数日以上持続しないのがかえって幸いなぐらいだ。先週はFacebookがF8カンファレンスでビジョンを展開する番だった。FacebookはしゃにむにMessengerとMessengerボットを売り込もうとした。

念のためにおさらいしておくと、FacebookのボットというのはMessenger上で作動するインターフェイスで、ある分野の自然言語を理解するようプログラムされている。各種企業やメディアがビジネス利用することが可能だ。会話できる機械といってももいい。一定の知能を備えており、学習することができる。使い込んでいくと個々のユーザーのニーズにより良く適合するようになる(少なくとも理論的にはそうなると期待されている)。

たいへん素晴らしい話のようだ。TechCrunchでも繰り返し取り上げた(私の記事も含まれている)。しかし私がいちばん気に入ったのは、Sarah Perez記者がカンファレンスで発表された3種類のMessengerボットを自身で試した記事だ。Sarahはボットの能力の低さにすっかりあきれていた

Sarahが正しく指摘したとおり、ボット・テクノロジーはまだごく初期の段階にあり、あまり性急な期待をするべきではないのだろう。しかし先週のFacebookのように大々的なスケールでボットを売り込んだ場合、ユーザーはすぐさま役立つ機能を求めるのが普通だ。その期待に応えられないと新しいテクノロジーを好む貴重なアーリー・アダプターを失うリスクを冒すことになる。

私の抱いた大きな疑問はこうだ。Messengerボットは今後われわれの生活で中心的な地位を占めるようになるのだろうか? なるほど毎朝天気についてメッセージを送ってくれるボットは便利だろうが、それならiPhoneにインストールしてある天気予報アプリも同じ役割を果たしてくれる。しかも天気アプリの画像表示のほうがボットが送ってくるだらだらしたテキストよりはるかに分かりやすく、見た目もずっといい

すべての情報をMessengerボットで得ようとすれば、友達や家族からの本当に重要なメッセージと紛れてしまうという事態が起きないだろうか? さらにはFacebookが「スポンサー・メッセージ」と呼ぶ広告メッセージの殺到を覚悟しなければならない。必要な会話スレッドを発見するためにメッセージの大群をかき分ける必要が生じるだろう。

Facebook Messengerは数あるチャット・クライアントの一つにすぎず、似たようなサービスは他にも多数ある。それらのライバルもやがてすべてがチャット・ボットを使うようになるのだろう。しかしMessengerのユーザー数は飛び抜けて多い。これまでもFacebookのユーザー数の多さが悪事を企む連中をたびたび惹きつけてきた。

いずれにせよ、現在のボットはコミュニケーションの手段としてまだ原始的な段階にある。長年の努力の結果アプリはきわめて機能が高くなり、使い勝手もスマートで見た目にも美しくなった。これに比べるとボットはインターネットから得られる情報が主としてテキスト・ベースだった時代へのひどい後退に見える

チャットを多用するユーザーにとってはチャットの会話で用が足りるようになるのは便利だろう。一部のユーザーの間ではチャットの利用頻度が大きく上昇している。しかし、ある種の予測とは異なり、近い将来ボットがアプリを置き換えるようなことにはならないと思われる。

もちろんボットはアプリを消滅させないしウェブがなくなるなどという可能性もない。ボットはそもそもウェブやアプリとは別物だ。広告のチャンネルとしてもまったく異なる。Facebookがいかに大掛かりなキャンペーンを張ろうと、われわれはボットをあるがままに評価しなければならないだろう。

〔日本版〕記事中にリンクがある記事でPerez記者は「Facebookのチャット・ボットにはまだまだ改良が必要」と書いている。

Perez記者によれば、Springというアパレルショッピングのボットではシャツを探したにもかかわらず、3種類のシャツと1種類のTシャツ、セーターがそれぞれ推薦されたという。Ponchoという天気予報ボットはさらに悪く、「雨が降りそう?」と尋ねると「湿っていて温かい(Wet
and warm.)」と答えた。「『湿っている』というのは雨が降るという意味?」と尋ね返すとボットは「にゃーお」とネコの真似をするなど支離滅裂になった
。CNNのニュースボットは全般的にややましだったが、アメリカ(U.S.)についての記事を要求したのに推薦されたのは「われわれ(us)」という単語を見出しに含む記事だった。筆頭には大昔に死んだ大物ギャングのマイヤー・ランスキーに関する記事が表示された。

Perez記者は「企業は顧客をひどく失望させるとそのユーザーを失う危険性がある」と書いている。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)
posted by Kose at 10:05| 評論