2013年02月07日

カントリーで行きまっせ #5 カ−ター・ファミリー(3)成功

3人のカーター・ファミリーはブリストルセッション後、27年秋と、28年に代表作となり、カントリーミュージックの定番とも鳴る曲を含む次の曲をレコーディングした。
1927年秋録音の両面SP盤「Wandering Boy」(既出、セイラのソロ歌唱)、「Poor Orphan Child」を1928年リリース。

「Poor Orphan Child」は、セイラのリードとAPのコーラス(メロディーでなくコードトーンを歌う)で、コーラス部は当時のゴスペルに似ににたコーラスワークである。メイベルのギターは普通のストロークのように聞こえる。歌詞は母親を失ったことどもの救いをイエスが導くというゴスペル
Carter Family-The Poor Orphan Child 1927


セイラのリードに、APの低音のコーラスだけ。ギターはストローク、オートハープが演奏荒れている。旅に出て荒に遭ってもも帰ってくると言う、放浪する男のラブソング
The Storms Are on the Ocean 
http://youtu.be/v-iXemfEkFw

初めて、カーターファミリー・ピッキングが使われた記念碑的曲。インストルメンタルバートが加わる。歌はセイラのソロ。オートハープがバックビートを強調。日本の現代女性にも当てはまる、ラブソングでもない世俗的な歌詞
The Carter Family Single Girl, Married Girl
http://youtu.be/Lsmgy0dqzyw
(それぞれの行を繰り返す)
未婚の少女はすてきに着飾る
結婚した少女はどんなものでも着る

未婚の少女はショッピングをする
結婚した少女はゆりかごを揺らしながら涙する

未婚の少女は楽しみに行く
結婚した少女は赤ん坊を膝に抱く

それぞれヒットした。穏健ながらもかなり皮肉が入った歌詞で、これを保守的といって平然とする日本フォーク界はそんなに立派な歌詞を書いてきたのか逆に問いたいものだ。
はやく死ねよ吉田拓郎その他・・・くだらない奴ら。

1928年にヒット曲となる曲をニュージャージーでたくさん録音する

刑務所の歌。ワルツ。初めてコーラス部で3パートコーラスを歌う
Carter Family-Meet Me By The Moonlight Alone


代表曲で多数のカバーを生むカントリー・ミュージックの定番となる曲
出だしはセイラのソロ、2行目からAPのコーラス、コーラス部は3パートハーモニーという得意なスタイル。歌詞はなんてことはなく、最後にキリストの名が出てくるものの、この程度はゴスペルではなく、単なる楽しみを肯定できないプロテスタントの教訓好きの名残であろう。
The Carter Family - Keep on the sunny side
生きてれば悲しいこと、つらいことがある
けど楽しく、明るい時もあるんだ
憂鬱なもめ事に苦しんでも
いつか明るく楽しいときが来る
(コーラス)
明るく行こう
いつも楽しく行こう
人生は楽しまなくちゃ
そうすれば何とかやってける
どんなときにも明るくなれる
人生を楽しむなら

今日猛烈な嵐が来て
慈しんできた希望を粉々にする
雲と嵐が過ぎ去れば
再び太陽が明るく輝く

毎日希望の歌で挨拶しよう
晴れでも曇りでも
救い主をいつも信じよう
そのご加護にいだかれるため

次は、メイベルと家族の60年代のカーターファミリー
Mother Maybelle & The Carter Sisters - Keep On The Sunny Side


Johnny Cash & Cater Family Keep on the Sunny Side) June 28 '69


実に40年間ヒット曲であり続けた曲なのであった。
posted by Mondayota at 09:41| カントリー