2019年07月15日

ゴールドフォイル・ギターのためポッティングの練習

ゴールドフォイルを含む60年代のピックアップは、コイルが振動することに由来すると思われる高音のハウリングがする。100ワットのステージアンプどころか練習用の15ワットのアンプでもハウリングする。弦の振動によるジミヘン的ハウリングではない。いつもそうだがエレキギターについて現象は知られていて物理学的説明がないことは多い。この手のハウリングも説明は発見できない。対処法はわかっている。コイルの導線をパラフィンで固定する方法が「ポッティング」だ。実は電流がコイルの導線を流れると磁界との関係で、コイルが振動する可能性を電磁気学を学んでわかった。ポッティングはまさにコイル自体が振動することを止める方法ということができる。現代のエレキ・ピックアップは安物でも樹脂などでコイルを完全に固めているため、60年代ギターのハウリングは生じない。コイルの緩んだギブソンのハムバッカーでもこの60年代ハウリングが起こる場合があることはよく知られている。問題はポッティングで音が変わるんじゃないかという恐れである。変わるという報告はネットで発見できない。エレキギターで音の違いを明確に示すことは困難で、よくわからないというのが真相だろう。まあもともと高いテスコゴールドフォイルがハウリングを起こすのでは高くギターを売れないので、今後ちゃんとポッティングをすることにした。まずゼンオンのオーディションの安いゴールドフォイルのポッテイングから着手することにしたが、その前に練習として昨日と今日、オープンタイプのハムバッカーとP−90をポッティングしてみた。短く書くと、湯に空気を抜くことができる調理用保存容器に固形のパラフィンを入れて溶かし、そこにピックアップをつけて、容器の空気をできる限り抜くと、ピックアップから泡が出て、コイルの空気が抜け、パラフィンがコイルを固定するようになるという流れだ。オープンタイプはポッティングで空気抜きして出る泡は数分しか出ず、あまりに意味はないような感じだが、P−90をやってみたら泡がおさまるのにまる1時間以上かかった。その他練習で、パラフィンを必要量溶かすのに30分から1時間かかること、1時間もポッティングすると、途中で何度も空気抜きを繰り返し、カセットコンロで温めたのだが湯の温度を何度か高くするため温めなおす必要があった(パラフィンにより違うようだが僕の場合は60度を切るとパラフィンが固まり始める)。なので1時間ずっと世話をしなければならず、かなりな労働になる。ネット記事を読んでいるとさも簡単にできそうだが。だいたいの要領はつかめた。まだ2例で、予想外のことが起こらないとも限らないため、もう一回だけ練習して、本番に臨みたい。
またギター制作スキルが上がった。
posted by Mondayota at 18:25| ギター