2017年09月06日

集めたギターの処分計画

ビンテージ・コレクターじゃなくて、ゴールドフォイルの工学的音響的特徴は何なのかを確かめるために、いくつかタイプのあるゴールドフォイルとそのマイナーバージョンを集めて比較するまで所有するだけ。

まず写真撮って構造を明示して、抵抗値計測して、典型的な音を録音して、これから作るホームページに掲載したらお役御免である。

印象では、必ずしももっともスタンダードなゴールドフォイルが音がきれいだとは言い切れない。大差がないのだ。

その音の違いを聞けるようにわざわざクリーントーンに強いVOXのアンプを買ったくらいである。

ライ・クーダーのクーダーキャスターの配線がどうなっているかの記事が見つけられない。見る限り、ツーボリュームでフロントをミックスしているだけのように見える。セレクターの類いがみつからない。

現代エレキギターに慣れちゃっているとセレクターがないのは違和感があるが、ジャパンビンテージ時代は各ピックアップのオンオフのスイッチ(よってフロントのみ、リアのみ、両方オン、両方オフ)と各ピックアップにボリュームとトーン、よりシンプルなのはワンボリューム・ワントーンである。

買ったものを弾いたが、あまりリアだけではパワーが乏しい。ペンペンっぽくなる。なのでフロントかミックスかと言うことになるが、まあミックスでボリュームを変えるだけで音作りができるという理屈もなりたつ。
なのでライ・クーダーがミックスでボリュームだけでコントロールしていると言うのはありそうである。

ライ・クーダーの若い頃のギターはいかにもストラトキャスター音色を聞くことができるが、明らかにクーダーキャスターを使っているラストアルバム『ゲットリズム』では、ずっと野太い低音とのびのある高音がミックスされていて、ストラト特有の線の細さがない。

そういう音作りからすれば、「ボリュームでミックスする」だけというのは「あり」だと思えるのである。

さて、「ゴールドフォイルのリアピックアップは弱い」ことから、ライ・クーダーはスプロのものを、かなりのアメリカ人はテレキャスのフロントにゴールドフォイルを使ったりしているのは納得できる。

ライ・クーダーは普通のテレキャスはもってもいなければ使ってもいないようだが、のびのあるクリーンな高音を得るにはテレキャスの方が手っ取り早いと思うのである。

スプロ買って、クーダーキャスター再現している人は日本でもいるみたいだが、なんだか恥ずかしい気もする。ライ・クーダーほどのテクニックがあるわけじゃないんだからね。

なのでクーダーキャスターはやらないかもしれない。まだライ・クーダーのスライドコピーしたこともないんだし。もっと精通してからやるべきだろうな。

今はマンドリン弾き語りで「ビリー・ザ・キッド」を歌う練習をしていてギター弾いてないんだし。

そういうわけで工学的音響的記録を残したら,ほとんどのものは処分するつもりである。


追記
てっきりライ・クーダーのゴールドフォイルは真ん中にビスのあるタイプだと信じていたんだが、今日再度クーダーキャスターをまじまじと見たら、WG-2Lのものと同じで、上か下かの列にビスのあるタイプであることがわかって愕然とした。機種によって、ビスが上になったりしたになったりするのだ。WG-2Lは上、もっと古いものは下のようである。ライ・クーダーは後者のものである。
単に上下逆なだけなのか違うものなのか、やはり工学的検討の余地がまだあると思うが、あまりに些末でもう自分自身ついて行けない気がする。
posted by Kose at 21:40| ギター