2017年08月10日

ブラックフォイル・ギターの現代的再生

ブラックフォイル・ピックアップは、ザグリなしのボディのピックガードに直付けだ。
このため、ブリッジを低くして弦高を下げると、ハイフレットの演奏で、弦がピックアップに接触することになる。
また、ブリッジが直線で弦に直角であるため、オクターブの調整ができない。

これらは、ライトゲージが一般化する前のギターなので、当時は問題にならなかったのだ。たぶん細くて0.12だったのじゃないだろうか?
現代は太くて0.10で、現代ロックギターは通常0.09だ。

現代のこの弦の細さ、ハイフレットを多用する奏法が通用しないことになる。
そこで改造をする。
1)ネックポケットに3〜4mmの木の板を挟む(シムという)ことで、ネックの指板の高さを、ピックアップの上面より高くして、弦高が低くすることができ、ハイフレットの演奏を可能になる。
2)固定されたブリッジのネジを外して、オクターブ調整をして、斜めにする。ただし弦の太さで変わるため、それが固まるまでは固定しない。
3)ナットの切り込みが浅く、ローポジションで開放弦を含むコードのピッチが崩れるため、切り込みを現代ギターに準じて深くする。
4)0.09はそれでも細すぎるので0.10ないし0.11に弦のゲージを変える。
5)別問題だが、白く後から塗られた塗装が剥離始めているので、透明ラッカー塗装を施す。
6)ヘッドの弦を押さえるやつと、壊れたスライドスイッチは注文した。
7)どうもジャックががたついているので、この間テスト用に買ったジャックに変える。

この程度で普通の現代ギターと同じように扱えるようになるだろう。
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シム
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ブリッジ調整
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ブリッジ調整後正面
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ネックシム、ブリッジ調整後の弦高とピックの関係を横から
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posted by Kose at 19:55| ギター