2016年12月26日

予想!その3 細胞増殖率測定のグラフのねつ造=STAP「幹」細胞の生データなし

まあぼくはなんだかわからないのだが、「増殖」について「生データ」がなく、Yamanaka&Takahashiのグラフのぱくりだということである。小保方氏の作成だが、佐藤貴彦氏は、若山氏がYmamanaka&Takahashiのようなグラフを求めたと認定している。

『残された謎』で次の通り
(三)細胞増殖率測定のグラフねつ造
 これはねつ造として、もっともわかりやすいものである。実験の目的はSTAP細胞とES細胞の増殖率を比較するというもの。・・・ここで指摘された問題点は、(一)植え継ぎ時に細胞数を正確に測定していない。(二)希釈率も曖昧でオリジナルデータが存在していない。(三)小保方氏の勤務記録と照合すると約三日ごとの測定が不可能である。


『あの日』では、小保方氏はSTAP細胞は増殖しない(乏しい)と断言しており、そういうものとしてハーバードに帰る決断すらしたと書いている。おそらく次の部分が認定されたねつ造(三)の部分であろう。
若山先生の行った幹細胞樹立実験の再現をとるため、私はスフェアから若山先生がES細胞様に増殖させることに成功した特殊な培養液を用いて培養を試みていたが、確かに若干は増えてくるものの、増えてきた細胞の形状も増殖能もES細胞とはほど遠いものだった。

続けて
若山研では、胚操作によって作成されたマウスを使った重要なデータを補佐するためのデータは「飾りのデータ」と呼ばれ、まず結論へのストーリーに合う仮のデータを「仮置き」の形で図表として用いて論文執筆を行う方法がとられていた、今回の論文執筆の場合も、若山先生が作成したキメラマウスという重要なデータに合わせた補佐のデータを作っていく若山研での方法に従って行われていた。


したがって、ES細胞様の増殖能をもつSTAP「幹」細胞というもののin vitroの裏付けは「ない」というのがねつ造(三)の意味だと解することができる。あくまでin vivoのキメラマウスの事実があるだけであるという主張を裏付ける。

『事件の真相』では科学的問題ではなく、事件としての問題を扱うため、科学的事実として『謎』より突っ込んでいるわけはない。そうではなく東大等の不正で見られる指導研究者の暗黙の圧力が不正の温床となっているという文脈で、このグラフのねつ造をとらえ直している。
「生データをチェックしなかった」あるいは「実験結果の内容を知ろうとしなかった」ことは実験を指導した本人に捏造教唆の自覚があったことの間接的証明になる。


そうではない。『あの日』の上記の引用から、データはなかったし、それはSTAP細胞の増殖能のグラフなど作りようがなかった、と指摘すべきであろう。

まとめると
1)キメラマウスの飾りのデータとしてES細胞様の増殖能のグラフを求められ、捏造した
2)キメラマウスはin vivoで確立していたと仮定できるが、
3)ES細胞様の増殖能をもつSTAP幹細胞のデータを小保方氏は現に得ていない
4)よってSTAP「幹」細胞は架空の存在でありえる

前回予想した、STAP幹細胞の非存在は佐藤貴彦氏と小保方晴子氏の証言でさらに明らかになった。
STAP細胞とSTAP幹細胞の区別は『あの日』まで曖昧で、出版後若山研が樹立したSTAP幹細胞があたかも「ある」という認識が広まった。だがである。小保方氏にその証言はなく、しかも幹細胞の定義のひとつである増殖能が「架空」である以上、in vitroのES細胞様のSTAP幹細胞は、in vivoのキメラマウスの飾りのデータ(架空の存在)に過ぎないと結論してよいように思われる。

幹細胞の定義は、A)それ自身増殖し、かつB)他の細胞に分化することだが、Bはキメラマウスで証明できるが、Aは証明されない。

よってSTAP幹細胞だとされるFLSという試料がなんであるかは全く不明あるいは何でもいいということだ。次のようなSTAP幹細胞を前提にした遺伝子解析は虚しい。
若山氏が提供した GFP により光るマウスから、小保方氏が STAP 細胞を作製し、それを若山氏が受け取って STAP 幹細胞株を樹立したとされる。

そんなものはない!!!

http://www.riken.jp/~/media/riken/pr/topics/2014/20140616_2/20140616_2_2.pdf
2014年7月22日
「CDB に保全されている STAP 関連細胞株に関する検証について」(6月16日)の訂正
発生・再生科学総合研究センター
センター長 竹市雅俊

去る6月16日に「CDB に保全されている STAP 関連細胞株に関する検証について」で 解析結果を報告した。そのなかで、若山研から提供された情報に基づき解析を行った結 果、3種類の STAP 幹細胞株のうち、CAG-GFP 遺伝子の挿入を持つ2種類の細胞株(FLS 細胞株と AC129 細胞株)は、互い異なる染色体に挿入を持つ事、FLS 細胞株では15番 染色体、AC129 細胞株では18番染色体であるとした。しかし、その後の調査により、 以下のことが判明した。
1)FLS 細胞株において、GFP 遺伝子の挿入は15番染色体としたが、これは、「若山研 には、全身が光るマウスは CAG-GFP 遺伝子のみが挿入された系統しか存在しない」とい う前提で解析を行ったことによる解釈の誤りであった。
2)FLS 細胞株で、染色体に挿入されているのは CAG-GFP 遺伝子だけではなく、Acr-GFP 遺伝子も同じ染色体部位に並んで挿入されていることが判明した。
3)Acr-GFP 遺伝子とは、精子先体反応の構成成分であるアクロシン(Acrosin)遺伝子 の発現を調節する領域(Acr-promoter) に GFP 遺伝子が接続されたもので、精子で GFP を発現する。CAG-GFP 遺伝子のみを持つマウスでは、精子で GFP 遺伝子を発現しないが、 Acr-GFP 遺伝子と CAG-GFP 遺伝子を共に挿入したマウスでは、精子を含む全身で GFP 遺 伝子を発現する。
4)CAG-GFP 遺伝子と Acr-GFP 遺伝子が共挿入されたマウスは大阪大学岡部研究室で樹 立され、その系統は CDB の若山研究室に分譲され維持されていた。 上記より、6月16日に報告した「解析結果に対する見解」を、次のように訂正する。

1.若山氏が提供した GFP により光るマウスから、小保方氏が STAP 細胞を作製し、そ れを若山氏が受け取って STAP 幹細胞株を樹立したとされる。保管されていた STAP 幹細 胞株の解析から、前回の報告で、その由来が不明とされていた FLS STAP 幹細胞株につ いて、CAG-GFP 遺伝子及び Acr-GFP 遺伝子が並列に染色体に挿入されていることが判明 した。

2.CAG-GFP 遺伝子と Acr-GFP 遺伝子が共挿入されたマウスは大阪大学岡部研究室で樹 立され、その系統は CDB の若山研究室に分譲され維持されていたが、FLS 細胞株(STAP 幹細胞)と当該 Acr-GFP/CAG-GFP マウス(岡部研由来マウス)が、同じ染色体部位に GFP 遺伝子の挿入を持つかどうかは現在調査中であり、明確な結果が得られ次第報告す る。
以上、報告の誤りを訂正する。 追記:前回の発表での誤表記:
誤:FLS-3およびFLS-4: B6129F1: CAG-GFP, ♂
正:FLS-3およびFLS-4: 129B6F1: CAG-GFP, ♂
posted by Kose at 10:59| STAP