2016年02月22日

「形而上学を社会化する」Kindle本

Free Speech Act
ジョン・サールが1960年代UCバークレー校で参加したフリー・スピーチ・ムーブメントとサールの地位を決定づけた本『スピーチ・アクト』(発話行為)の両方へのリスペクトをささげて名付けました。


サイトFree Speech Actに、ジョン・サールを含む哲学関連文献すべて掲載しました
Free Speech Act
https://freespeechact.wordpress.com/
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体調が戻って、サール先生の2本の論文やったら、この本をやる。全訳など野暮なことはしない。全訳をしたのは、日本の哲学者が世間知らずのバカばっかりだから。
イントロダクションに目を通す限り、サール先生の社会の哲学が、なんだか孤立したものではないことがわかる。アメリカだから個人主義が前提で、経済学やゲーム理論、その副産物のロールズ、サンデルのような正義論が「主流」だ。だが形而上学が「社会的」であると、特にロールズやサンデルのインチキ政治哲学は、言葉遊びにすぎないことになるだろう。トランプ対サンダースという感じだ。あるいは動物の利他的行動のような主題とも関連するかもしれない。目次を見ると、共同行為論、間主観性論、ウィトゲンシュタイン、社会構成主義まで含まれているようだ。これはおいしいかもしれない。

まあ4月以降だろうな。本当に睡眠の具合が悪いから。

Socializing Metaphysics 形而上学を社会化する

目次
1. Socializing Metaphysics: An Introduction 形而上学を社会化する:序章
Frederic F. Achmit
2. The Structure of the Social Atom: Joint Commitment as the Foundation of Human Social Behavior 社会的原子の構造:人間の社会的行動の基礎としての共同コミットメント
Margret Gilbert
3. Practical Intersubjectivity 実践的間主観性
Abraham Sesshu Roth
4. The We-Mode And the I Mode われわれモードと私モード
Raimo Tuomela
5. Joint Action: From Individualism to Supraindividualism 共同行為:個人主義から超個人主義へ
Frederic F. Schmitt
6. Goups with Minds of Their Own 自己意識をもつ集団
Philip Pettit
7. Social Ontology and Political Power 社会的存在論と政治権力
John R. Searle
8. Conventions and Forms of Life 規約と生活形式
Edward Witherspoon
9. Denotation and Discovery 指示と発見
Gary Ebbs
10. Individual Aoutonomy and Sociality 個人の自律性と社会 
Seumas Miller
11. Social Construction: The "Debunking" Project 社会的構成:「暴露」プロジェクト
Sally Haslanger
12. Social Construction, Social Roles, and Stability 社会構成、社会的役割と安定
Ron Mallon
posted by Kose at 13:40| ジョン・サール