2018年04月19日

P-90をストラトにただ載せるのはばかばかしい

そういう改造をする人は少なからずいるし、出来合いのピックガードも市販されている。
だが、なんでストラトなのかわからん。一般にストラトボディだと中音が薄くなり、甲高くなる傾向があるから、中音が強みのP-90を載せるのは変態な気がする。おっぱい触っていい?

P-90実験機で確かめたのは、テスコ・ゴールドフォイルと、ドッグイヤーP-90の音の違いを同一ボディで確かめるためであった。

ロマン主義者で権威主義的なヘーゲル主義的ギタリスト一般と違うのである。

実際にゴールドフォイルでも鳴らした。
ゴールドフォイルの音色は特別ではない。これが理解されない。
比較的面積の大きいマグネットが弦に近接し、低いコイルのため、1)拾う振動の面積が拾い、2)コイルが低いため低音が強いということだ。現象学的に聞こえる音は、低音が厚めだが非常に高い音までフラットに出力しているように聞こえるという感じだ。他の楽器の音の中だと高音はマスキングされて聞こえないとおもわれる。
P-90は構造的にはありふれたポールピース構造のピックアップにみえるが、ポールピースに見えるネジはマグネットではない。円柱状のマグネットであるストラトピックアップとは違うんである。ネジがコイルを通って、下部のスチールのバーにとめられる構造である。そのスチールのバーを平板な水平のアルニコマグネット2枚が挟む構造である。その場合同じ極性が対峙するようにスチールバーを挟まないといけない。
この構造はハムバッカーに流用されているということを知っているギタリストはすごく少ないと思う。ハムバッカーはたとえばS極はP-90同様ネジで、N極は円柱状のアルニコか単なる鉄心で、両方を水平マグネットでつないでいる。ハムバッカーの構造では、フェライトだろうとアルニコだろうとあんまり特性に違いが出な可能性が高い。
ストラト的ポールピース構造だと、フェライトは底に貼られ鉄心がアルニコポールピースのふりをする形式だ。鉄粉実験で確認したが、アルニコポールピース構造だと磁界は極めて狭いのでほぼ点の振動しか拾わないが、フェライトなんちゃって構造だと磁界がかなり散漫に広がるため拾う振動がより純粋ではなくなる傾向があることがわかる。

P-90の構造だと、いったいどのような磁界ができるのか明確にはわからないが、ネジのトップの磁力線がある程度水平マグネットの反対極の方向に広がるだろうから、フェライト・ストラトPUに近いと想像できるが、中心的な振動は周辺の振動よりポールピースの存在により、より強調された音になるだろうということだ。

以上から
P−90 ∋ ゴールドフォイル
であると想定できる。

アルニコP−90をストラトにつけるなら安物のフェライトストラトPUをつけても大差な可能性異が高いが、実際には違う。拾う音の範囲が明らかに広い。

高級な保守的なメーカーのP−90は中音を強調するよう調整されているけれど、中華P−90は拾える周波数全開である。

せっかくいろんな音拾えるのだから、最初から調整するのはもったいない。

そこでP−90用隠れトーンコントロール基盤を、ストラトに搭載する場合にはつけるというのが方針だ。基板用の小型ポットで、ボリューム、ハイカット(ローパス)、ローカット(ハイパス)を組み合わせる。目的はP−90の特徴である中音をカットすることだ。この回路のオンオフのためのスイッチをつける。トグルスイッチではなく、びいざーるなムスタング風小型スライドスイッチにしたいと思う。

このトーン回路付きP−90の実験台が、ホワイトのP−90改造ストラトなんである。実際にはP−90をP−90らしくなくするのが目的である。

頭の悪い名前にやたら固執するギタリストとは一線を画す。

60年代ビザールギターを昨年だいぶ扱って、アンプの性能がよくない時代いかにトーンをギター上で作る苦心をしたかわかっている。現代は何でもゆがめるので、トーンなんかどうでもいいんだ。だがクリーントーンでできれば弾きたい僕としては、リアでサスティーンの長い音が出るPUの候補として、つまりライ・クーダーのラップスチールのPUという変態よりは変態でない(おっぱい触ってもいい?)PUの候補となるようにテストするんである。ライ・クーダー改造はライ・クーダーの耳には意味があるかもしれないが、他の人の耳にはまるで意味がない可能性があると信じている。ライ・クーダーのスライドの音は必ずしもすごくいいとは言えない独特の音であるからだ。このため調整可能なP−90という方が万人向けの音になるだろうと予想できるのだが、実際うまいトーンコントロールができるかは実験しないとわからないというだけである。果てしなく実験は続く。
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posted by Mondayota at 19:15| ギター

改造というより復元ギター

ボディ、ネック、ピックガードだけのジャンクで素人塗装がされていた。エタノールで拭いてみたら簡単に剥げたので、全部剥いでみたら、きれいなキャンディアップルレッドのボディとグロスネックの韓国時代のLegendが現れたため、手持ちのピックアップとかを配線して動くようにしたおっぱいちゃん。これで自信がついて改造魔になったといえなくもない。

単に改造のベース目的に510円で買ったジャンク
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剥いでみた
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最終的にこうなった。
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改造といえば改造。
posted by Mondayota at 15:12| ギター

改造ギターの写真

マンドリン改造が派手すぎて、以下の改造はとても地味に見えてしまう。

1)Legendストラト+中華アルニコVPU交換改造
どうしょうもないギターかと思っていたが、PUを変えいろいろ調整したらよい音になった。
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2)SELDERストラト、ミツヤ・ゴールドフォイル搭載ピックガード加工
これは試作で作りなおすため、3にピックアップを載せる工作をする予定。これにはマンドリンネックを載せる予定。
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3)SELDERストラト、ミツヤ・ゴールドフォイル搭載予定
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4)Legendストラト、テスコ・ゴールドフォイル搭載済み。P−90リアPU搭載待ち
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5)P−90ドッグイヤーのゴールドフォイル・イミテーション化実験ストラト
いくつかのPUを付け替えるために、配線を外に出してある。このピックガードは他のテストにもその後流用する。これはこのホワイトのソープバーでいい音がするのでP−90用ストラト・ピックガードにセンターPUの穴を加工し完成を目指す。
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6)アリアSG、中華アルニコVに交換済み
 あんまり違いがない気がする。
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7)バッカス(フィリピン製)テレキャス リアをトーンパス、ボリュームをハイパス
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これもそのうち中華アルニコVに変えるつもり。組み立てが悪く、センターがずれており、それに気づいて修理するため、ネットを調べていて、だんだん1〜6の改造に取り組むに至ったかわいいおっぱいちゃん。

posted by Mondayota at 14:15| ギター