2016年12月28日

B細胞受容体(BCR)というものもある

T細胞ばかりはやったのはTCR再構成の図の切り貼りが騒がれた所為であると推測する。
小保方晴子氏の手記では、まずバラバラにするストレスをかけないですむためにリンパ球が選ばれ、ネイチャーのレビューでTCR再構成のテストを求められて、西川伸一氏の助言で、TCR再構成のテストを行ったというのが時系列であることは確認した。
佐藤貴彦氏は小保方手記を半分しか受け入れておらず、リンパ球の選択の理由にT細胞の再構成によるリンパ球幹細胞というか血液幹細胞ではないという反証のメリットをあらかじめ認識してリンパ球を選んだと主張し続けている。
さて読書を続けているが、マウスの脾臓ではB細胞50%、T細胞26%という免疫学の認識を紹介した。
B細胞なら問題なかろうとしたが、B細胞も受容体再構成を行いDNAを削除することがわかった。
読書の成果を記すと:
それぞれのB細胞は1種類の抗体を作り出していて1種類の抗原に対応しています。ヒトはB細胞のレパートリー(種類)を何百個ももっていて、異物が体内に入ってくると、この抗原に対応しているB細胞を選び出して増殖させ、抗体を大量に生産させます。このとき、B細胞ゲノムの中の抗体遺伝子には、不要なところを削除するという細工(ゲノム再構成)がされて、抗体が効率よく作られるようになっています。そのためB細胞ではゲノムサイズがその分小さくなっています。・・・免疫系のT細胞でも同様の再構成が行われていて、T細胞受容体の多様性が確保されています。抗体を作っているB細胞からiPS細胞を作ると、それ生まれた個体は1種類の抗体しか作れなくなってしまいます。

T細胞の場合とどう違うのかは免疫学のより新しい本でも読むほかない。
さてT細胞から増殖はしない説をryobu-0123氏が主張しているが、これを検討する。
B細胞については抗原に対応するB細胞を選び出して・・・B細胞ゲノムの中の抗体遺伝子には不要なところを削除するという細工(ゲノム再構成)がされ・・・
ということで、抗原が入ってこない状態では再構成はない可能性を示唆している。そしてまた
抗体を作っているB細胞からiPS細胞を作ると・・・個体は1種類の抗体しか作れなくる。
という研究も参照されている。少なくとも運良く抗体を作っていないB細胞ではBCRはないかもしれず、また抗体を作っていたも、抗体がひとつしかない個体は生まれることができるのである。
このうちどれほどTCRに当てはまるかわからないが、T細胞からiPSを作ってみるという「実験」をやらない免疫学者は観念論であるとしか言いようがない。実際、リンパ球全体を酸処理していると思われるので、「抗体を作っているB細胞から作ったiPS細胞は免疫不全で増殖しないと言うという一般論はない」。

これらによって小保方氏も若山氏もリンパ球を使う上でのメリットとデメリットにそれほど頓着はなかったし、成功した可能性を全否定することはできないと思われる。
ryobu-0123氏には、より新しく詳しい本で、論証した抱ければ幸いである。

この本の典拠は

森和俊『細胞の中の分子生物学』(ブルーバックス)、2016年5月、p67である。
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なおぼくは、キメラマウスは胎盤の寄与があって「偶然」成功しているという方に賭けており、それを模したのがTS細胞培地実験で、これも成功の可能性が否定できない。したがってFI細胞も真正である可能性がある。STAP「幹」細胞だけが、結果的にES細胞様の増殖能を得られらレなかったため、キメラマウスの「飾り」という位置づけで、低い増殖能のSTAP幹細胞と偽り、増殖率のグラフのねつ造を迫られたり、また場合によっては結果には無害であるがES細胞で見せかけを作ったりした可能性があるという立場である。つまりFLSというスタップ幹細胞にはES細胞様の増力能がないといのは、若山氏が直接関与し、小保方氏が図表のねつ造をせざるを得なかった「唯一の」不正であると限定したい。これならなんとか和モガ氏の分析と相反しないと思われる。

若山氏を全否定する小保方ファンはぼくのように本を死ぬほど読んでもまだBPO勧告には1ヶ月あるので、若山氏だから不正だという単細胞はあまり読みたくない。科学はヒトではなくモノである。これは武田先生がおっしゃっていることである。もちろん人として教育者として若山氏をけちょんけちょんにけなすことには同意する。21世紀の最低男でゲス不倫どころではない。それに国が給料をやっていることに憤りを感じる。
posted by Kose at 22:13| STAP