2016年09月20日

【ryobu-0123】Stap事件―小保方氏の研究パートは有益な事実C Dr. Irene de Lazaroの相澤論文の査読評価内容 付:渋谷一郎氏コメント

なんだかFBで訳してよと言われて、数時間で訳してここに掲載してFBにリンクを貼った。
まあ、とにかくどんな内容かわかればいいということで、内容は精査しなかった。ずいぶんきつい言い方しているところがあったと思った程度である。もう一度やり直せふうなところがあった。もとの論文からの変更の説明がないとか、本当に統計解析したのかとか?一部分からないところあったし。それをryobu-0123氏が丁寧に意訳してきれいな翻訳に仕上げてくれた。大変感謝する。
相澤博士というシニア研究者を批判するきつい言葉とは裏腹に、イレーヌ・デ。ラザロ博士は美人というか、普通のかわいらしい女性であるのは画像検索して分かった。ryobu-0123氏もその点をちゃんと理解してくれて新画像を掲載してくれたのもうれしい。日本の医学生物学の女性研究者は地位向上を叫ぶ前に普通に綺麗になれよ。そういえば、スミス博士もずいぶん男前だったな。映画スターみたいだった。
才能とか美醜は、根本的に与えられたものがあるのであって、与えられた人が得なのではない、与えられた人はそれが当たり前だということである。嫉妬渦巻く、日本科学界から自分が才能があると思い、しかもイケていると思う人は、英米に今すぐ行くべきだ

ぼくのを参照するようにと書いてあるので、全部掲載する。ryobu-0123氏の美しい文章とそのための努力に賛辞を惜しまない。できれば僕が翻訳する前に全部やってくれるとありがたいが、ぼくは速報性しか考えてないので、両者の役割は異なるであろう。

Stap事件―小保方氏の研究パートは有益な事実C Dr. Irene de Lazaroの相澤論文の査読評価内容
ryobu-0123 2016年9月20日
http://ryobu.hatenablog.com/entry/2016/09/20/192250
中村 公政氏のブログ「白鳥は鳥にあらず」にイレーヌ・デ・ラザロ:相澤真一「STAP現象の再現試験の結果」レビュー2016/8/22 を私なりに読解し、意訳してみた。

(中村氏の訳文を随分参考にしたので併せてご覧ください)

http://lunedi.sblo.jp/article/176889260.html

結論を言うと、彼女が指摘した事は科学的視点に立つと、疑問の残る相当重要な宿題が残されているのは確かである。特に、小保方論文のオリジナルな実験方法との齟齬が暴露されている点は当該研究者としては興味を引くと思われる。
http://f1000research.com/articles/5-1056/v1 参照

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査読レポート 2016年8月22日      

イレーヌ・デ・ラザロ(Irene de Lazaro)、 Division of Pharmacy and Optometry, School of Health Sciences, Faculty of Biology, Medicine and Health, The University of Manchester, Manchester, UK

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2014年の小保方等の2つのNature論文は体細胞から多能性細胞を生成させる新規手法を記載しました。
その手法は機械的破砕とか酸処理のような刺激条件に晒すというものである。
そのようなプロセスは刺激惹起性多能性獲得(STAP:stimulus-triggered acquisition of pluripotency)と命名されたが、その研究は間もなくいくつかの確実な実験過誤や研究不正上の理由で撤回された。
相沢博士はSTAPという多能性を持つらしい細胞(これは理研の科学検証チームの監督監視下で小保方氏が生成したものだ)が果たしてマウス胚の発育に寄与するのか、そして更に本物の多能性細胞と考えうるかどうかを論述している。

この研究で達成した結論、すなわちSTAP細胞なら機能するはずの多能性は再現しないことが、与えられたデータによって明確に裏付けられている。つまり、STAP細胞の寄与すべき事が回収胚の全てにおいて認められなかったということである。異なる組織への寄与を究明するSTAP細胞を注入した胚の数は十分に多いものである。更に、本研究設計は大変系統的であり、(キメラ現象の)結果に変化をもたらすいくつかの可能性の高い源流要因、すなわちストレスの刺激の要因、マイクロインジェクション操作前に細胞を切り刻む技術手法、それから注入時と取り出し時の胚のステージ等を考慮してキメラ現象を説明している。しかし、私見ではあるが、それでもなお相沢博士のこの研究を有益にする僅かではあるが、示唆する事や明白な事を以下に見つけて貰いたい。

実験計画:

・撤回した小保方らによる研究では、細胞分化マーカーCD45陽性(CD45+)の 脾臓細胞を、STAP細胞を生成するための出発細胞(source)としてフローサイトメーター(FACS)を使って選定した。本研究では、CD45で分類して細胞を分取することは省略し、代わりにリンパ球の特定の単離が可能とされる商品Lympholyteが使用された。このことは検証の基本となるオリジナルのプロトコールの変更であり、それは出発細胞群の性質に相違が生じるかもしれないということである。したがって、著者はこの変更の背景となる理由を説明できなければならないと思う

キメラ実験に今回利用したCAG-GFP遺伝子移植マウスの系統が、現在は撤回された以前の研究において小保方らが使用したものとは異なっていたことが記載されている。異なる系統を選択する理由があったのか

もともと小保方等の研究では、STAP細胞塊はE4.5段階の胚に注入した。しかしながら、本研究では、E2.5またはE3.5段階で胚に注入された。このパラメータは、キメラ現象のより高い程度を試そうと変化させたか?
実験設定でのこうした変更についての説明があればもっと明確で望ましかっただろう

データの陳述、取扱い及び考察:

低pH処理後のOct-GFP遺伝子導入脾臓由来の細胞塊の頻度(表1):このことについて「低pH条件(HCIまたはATP)ないしマウス達の遺伝的背景のいずれにおいても緑色蛍光シグナル発生頻度において、全く明確な違いが見られなかった」と本文中で述べられているが、例えこの陳述が統計的試験によって支持されているとしても、強く言い過ぎだろう著者はこのデータに関して統計分析を実施したのか?

細胞塊の緑色と赤色蛍光: 著者は検出された信号が自家蛍光の結果であったことに言及しているようだが、そのことはこの研究を再現しようと試みている他の研究者によって、既に、実際に指摘(Tang et al. 2014; De los Angeles et al. 2015;の最後のコメントを参照)されてきたことだ。しかしながら、このことは本文中に明確には述べられてはいない。尚、更に付け加えて言えば、緑色の自家発光の疑念は、抗GFP抗体を用いるか、qPCRによるGFPmRNAとか、ウェスタンブロットによるGFP蛋白質のレベルを測定によって、容易に払拭できただろう。もしも試料が依然として有効ならば、左様な研究すれば、きっとその問題を明確にすることができることを私は著者に強く推奨する。野生型マウス系統由来の細胞塊の研究に含めれていれば、やはりまた、この曖昧さを避けていただろう

キメラ研究のためSTAP細胞を生成するマウスの遺伝的背景: キメラ研究に使われたCAG-GFPマウスはC57BL/6ホモ接合の背景で育成されたと本文中に最初に述べられている。しかしながら、本文中や表2も同様だが、最後に強調されていることは、C57BL/6と F1(C57BL/6x129)の両方が含まれていた事である
それらはまた細胞隗の分析評価のためOct-GFP遺伝子導入を維持するために選択された背景であるはずなので、この事は著者が必要とする明確性が紛らわしくなっている。

・丹羽論文の結果: 著者は何回か丹羽論文(2016)の結果に言及している。丹羽はまた理研の科学検証チームのためSTAP現象の再現性を調べた。だが、丹羽の研究は、厳格な監督下で小保方が作った同じSTAP細胞で行われたかどうかは明確に特定されてはいない。qPCR、免疫染色及びFACSデータが議論されているが、開示されて無いし、丹羽の研究に読者の関心が向けられるから、そのような明確化は重要なのである

・少なくとも二つの独立した研究が、理研外部の機関で実施されSTAP論争を明確化することを目指してきて、(Tang et al. 2014, De los Angeles et al. 2015) この論文で提示されたものと同様の結論に達している。特に自家蛍光の問題はDe los Angels 等の論文で広範に精査されてきた。私はこのような研究において観察されたことを一寸考察することによって本稿は補強されるだろうと確信する。

 筆者注: 相澤論文の引用文献1) →題名「弱酸処理では新生児の体細胞から多能性幹細胞を誘導できない」(要約)小保方論文の酸系処理の方法で、新生児の脾細胞または肺線維芽細胞からSTAP幹細胞を産生することができなかったことが報告されている

(以下省略)


Dr. Irene de Lazaro, Research Fellow in Regenerative Therapeutics
Irene obtained her Master’s degree in Pharmacy (with Distinction) at the University of Alcalá (Madrid, Spain) in 2009. After graduation, she gained a fellowship from Obra Social LaCaixa to complete a MSc in Drug Delivery. She joined the Nanomedicine Lab, then based at the UCL School of Pharmacy, to investigate the internalisation of antibody-conjugated carbon nanotubes in three-dimensional tumour models. She continued her studies in UCL as a PhD student in Regenerative Medicine. In her thesis, she explored concept of in vivo cellular reprogramming at the fundamental for tissue repair and regeneration. She followed the Nanomedicine Lab to the University of Manchester as a Research Associate in Regenerative Therapeutics focusing on the use of in vivo reprogramming to enhance rehabilitation of injured tissue.



【渋谷一郎さんのFBにおけるコメント転載】
これは、相澤論文で紹介された、小保方さんを交えた理研の「STAP現象の再現実験」についての、デ・ラザロ博士のかなり辛辣、痛烈な批判ですね。

批判個所を拾っていくと(文章は訳文をもとに適宜変更しました)

〈実験計画〉
@小保方らによる研究では、STAP細胞を生成するための出発細胞(source)として、細胞分化マーカーCD45陽性(CD45+)の脾臓細胞をフローサイトメーター(FACS)を使って選定したが、本研究では、CD45で分類して細胞を分取することは省略し、代わりにリンパ球の特定の単離が可能とされる商品Lympholyteを使用した。→検証の基本となるオリジナルのプロトコールの変更であり、出発細胞群の性質に相違が生じるかもしれない。著者はこの変更の理由を説明しなければならない。
Aキメラ実験に利用したCAG-GFP遺伝子移植マウスの系統が、小保方らが使用したものとは異なっていた。→異なる系統を選択する理由があったのか?

〈データの陳述、取扱い及び考察〉
B低pH処理後のOct-GFP遺伝子導入脾臓由来の細胞塊の頻度について、著者は「低pH条件(HCIまたはATP)ないしマウス達の遺伝的背景のいずれにおいても、緑色蛍光シグナル発生頻度に明確な違いが見られなかった」と述べているが、このデータに関してきちんとした統計分析を実施したのか?
C著者は検出された信号が自家蛍光の結果であったことに言及しているが、緑色の自家発光の疑念は、抗GFP抗体を用いるか、qPCRによるGFPmRNAとか、ウェスタンブロットによるGFP蛋白質のレベルを測定によって、容易に払拭できただろう。
Dキメラ研究に使われたCAG-GFPマウスはC57BL/6ホモ接合の背景で育成されたと最初に述べられているが、本文中や表2もC57BL/6と F1(C57BL/6x129)の両方が含まれていた。
E著者は何回かSTAP現象の再現性を調べた丹羽論文(2016)の結果に言及しているが、丹羽の研究は、厳格な監督下で小保方が作った同じSTAP細胞で行われたかどうかは明確に特定されてはいない。

だいたいこんな感じですが、ryobu-0123さんが指摘しているとおり、「小保方論文のオリジナルな実験方法との齟齬が暴露されている」わけで、@〜Eのデ・ラザロ博士の指摘が正しければ、あの小保方さんを交えた理研の検証実験とは何だったんだということになりますね。

なお、この一連の動きの背景について、中村公政さんが興味深い指摘をしています。

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あまり詳しく書く必要はないと思うが、沈黙のうちに忘れられていた相澤論文をF1000Resercherで再び脚光を浴びさせようとしたグループが存在しただろうと推定できるということである。

「F1000Reserchとは:テイブレーク氏に寄せて」
http://lunedi.sblo.jp/article/176927535.html

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これは、小保方さんを交えた理研の「STAP現象の再現実験」の虚偽性をアピールすることが、相澤論文がF1000Reserchに再掲載されたそもそもの目的だったということでしょうか?
posted by Kose at 22:38| STAP

東大論文不正疑惑、本調査へ 朝日、時事、日経、産経IZA、毎日、読売、NHK

朝日は時事とほぼ同じべた記事。日経が一番詳しい。産経のIZAは何と疑惑の主門脇教授を直撃取材。
毎日、NHK、読売がない。毎日出さないのはおかし過ぎるだろう。須田桃子仕事しろこの野郎!!!小娘相手だけか?毎日は出たが、須田桃子外れた。

*暫定版として。

東大論文不正疑惑、本調査へ 調査委設置、22本対象
朝日新聞 2016年9月20日19時03分
http://www.asahi.com/articles/ASJ9N5JY0J9NULBJ00S.html
 東京大学の医学系と生命科学系の計6研究室22本の論文に捏造(ねつぞう)や改ざんが指摘されている問題で、東京大学は20日、22本すべてについて本調査を始めると発表した。30日以内に学外の有識者が加わる調査委員会を設置し、原則として150日以内に調査結果を出す。
 東大によると、不正を指摘する告発状が2回に分けて匿名で届き、8月22日と9月1日に大学が受理。予備調査をした結果、「正確に不正の調査をする必要がある」として、本調査への移行を決めた。


東大、論文不正疑いで本格調査 医学系など6研究室
日本経済新聞 2016/9/20 20:36
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG20HAN_Q6A920C1CR8000/
 東京大で医学部などの6つの研究グループの論文に不正の疑いが指摘されている問題で、東大は20日、本格的な調査を始めると発表した。匿名の告発を受けて予備調査を進めてきたが、告発内容に一定の具体性があるとして本調査に移行する必要性があると判断した。来春をめどに結論を出す見通しだ。
 調査の対象となるのは、医学系の生活習慣病や神経疾患などの5研究室と、分子細胞生物学研究所の1研究室。
 9月1日までに、有力科学誌の英ネイチャーなどに2003年から掲載された22本の論文のグラフや画像に不自然な点があり、不正が疑われるとの匿名の告発が、東大や文部科学省、日本医療研究開発機構(AMED)などに届いた。
 告発は、2本のグラフの平均を取ってもう1本新たなグラフを作っている、動物実験で6割以上のマウスが10日ごとの「キリのいい」日に死亡しているなどの不自然な点を多数指摘している。
 調査では医学部と分生研にそれぞれ外部識者を交えた調査委員会を設置する。告発された論文以外も調査対象になるとみられ、研究室メンバーの聴取のほか、実験時のノートやデータを遡って調べる。一部の科学誌も調査を始めた。
 仮に不正と認定された場合、研究費の停止などの処分につながる可能性もある。
 医療・バイオ分野では近年、研究不正が相次いでいる。東大は14年、分生研の元教授らが発表した論文33本の不正を認定した。同年には理化学研究所が発表したSTAP細胞が実際にはつくられていなかったことが判明した。


東大、不正疑惑を本格調査 教授6人、論文22本
IZA 2016.9.20 20:30
http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/160920/evt16092020300037-n1.html
 東京大は20日、六つの研究室が発表した22本の論文に捏造やデータ改ざんなどの疑惑が指摘された問題で、予備調査で不正行為の疑いがあると認められたとして、調査委員会による本格的な調査に入ると発表した。
 東大などによると、対象は医学系や生命科学系の研究室を運営する6人の教授。疑惑が指摘されたそれぞれの論文で著者に名前を連ねている。
 調査委は、学外の有識者を含む専門家で構成。関係者からの聞き取りや、実験試料や実験を記録したノートを調査するほか、必要な場合は再実験も行う。東大は、半年以内に不正があったかどうかを判断し、公表する予定。
 6人には前東大病院長の門脇孝教授も含まれる。門脇氏の研究室は取材に「広報を通してほしい」と回答。東大広報は「(調査対象者の)名前は発表できない」と話している。
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追加
東大論文不正疑惑 調査委設置へ 6研究室聞き取り
毎日新聞 2016年9月21日 東京朝刊
http://mainichi.jp/articles/20160921/ddm/041/100/175000c
 東京大の医学系と生命科学系6研究室が発表した論文計22本に捏造(ねつぞう)や改ざんなど不正の疑いが指摘された問題で、東大は20日、予備調査の結果、疑いを否定できないとして全ての論文を本格的に調査することを決めた。過半数の学外有識者を交えた調査委員会を30日以内に設ける。東大の研究室を主宰する教授6人が関係する研究の不正疑惑が一度に本格調査に入るのは極めて異例だ。
 匿名の告発文が8月中に2回届き、東大が学内委員会で予備調査をしていた。対象論文は、生活習慣病などに関係する基礎研究の成果。医学系の教授5人と生命科学系の教授1人がそれぞれ責任著者となり、2003年から今年までに英科学誌ネイチャーなどの有力誌に掲載された。告発文は、これらの論文のグラフなどの図版を検証した結果、不自然な点が見つかり、基になったデータが存在するか疑わしいものもあるなどと指摘している。
 東大の学内規則によると、本調査は関係者からの聞き取りや実験試料の分析などを実施し、調査委の設置から原則150日以内に不正行為の有無などの結論を出すとしている。
 東大広報室は「本調査の開始が不正行為を認定するものではない」と説明している。【千葉紀和】


東大、22論文で不正調査へ…匿名告発文書届く
読売新聞 2016年09月20日 21時35分
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160920-OYT1T50105.html
 東京大は20日、医学・生命科学系の六つの研究グループが発表した22の研究論文について、不正の疑いがあるとして、本格的な調査を始めると発表した。
 学外の有識者を交えた調査委員会を今後30日以内に設置し、150日以内に不正の有無を判断する。
 東大によると、8月17日と9月1日の2回に分けて、不正を告発する匿名の文書が郵送されてきた。同様の告発文は関連学会や文部科学省のほか、読売新聞などにも届いている。
 東大や告発文などによると、調査対象となるのは、英科学誌ネイチャーなどに掲載された2003〜16年の論文。医学部や分子細胞生物学研究所などに所属する6人の教授が関わっている。論文のグラフに、不自然に加工されたとみられる箇所があることや、データの存在が疑われる部分があることなどが指摘されている。


東大教授6人に研究不正の告発 大学が調査へ
NHK 9月21日 4時20分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160921/k10010701041000.html
東京大学の医学部と分子細胞生物学研究所に所属する教授6人がそれぞれ発表した合わせて22本の論文のデータについて不自然な点が多数あるとする匿名の告発があり、東京大学は、内容を検討した結果、ねつ造や改ざんの研究不正があるかどうか、6人全員について本格的な調査を行うことを決めました。
東京大学によりますと、医学部と分子細胞生物学研究所の教授6人が、それぞれ発表した合わせて22本の論文のグラフや画像などのデータに不自然な点がありねつ造や改ざんの研究不正が疑われるという匿名の告発文が先月、大学に届いたということです。
告発文には、22本の論文の合わせて51のデータについて疑義の内容が詳しく書かれていて例えば、画像を塗りつぶしたような跡が見られたり、本来、専用のソフトを使って水平に描かれるはずのグラフの一部が傾いていたりするなど不自然な点が多く、実際に実験を行ったデータが存在していたのか疑われるなどと指摘しています。
大学では告発を受けて予備調査を行ってきましたが、ねつ造や改ざんの研究不正があるかどうか、外部の専門家を含めた調査委員会を立ち上げ、本格的な調査を始めることを決めました。
関係者によりますと6人の教授は、国内外の賞を受けるなど各分野でトップクラスの研究者で、告発の対象となった論文の中には国民の多くがかかる病気の治療法にもつながるテーマで多額の国の研究費が使われたものも含まれているということです。
東京大学では来年3月ごろまでを期限に調査を行い、結論をまとめる事にしています。
大学によりますと、告発について6人の教授はいずれもコメントはないと話しているということです。


おまけ
posted by Kose at 21:28| 日記

ある女の過去

ある女の過去ある女の話である。みなさんよくご存じで、「安物の紙挿し」のような存在なので誰も気に留めない奇妙な存在である。少なくとも石川氏にES細胞盗難告発のための詳細な情報を提供した人物であり、ES細胞マウス培養のスペシャリストである。今回あまり時系列がはっきりさせられなかったが2004年〜2005年頃の話だと思われる。

CN16-001.jpg
http://www.kwansei.ac.jp/gender_archives/model/network/seminarimg/CN16.pdf

SnapCrab_NoName_2016-9-20_14-51-38_No-00.png
http://ci.nii.ac.jp/naid/10016956147/
著者が、若山清香氏、三宅正史氏、若山照彦氏の「日本語の論文」である。
ファーストオーサーが清香氏、共著者が三宅氏、ラストオーサーが照彦氏なので、若山照彦氏の責任の下で書かれた主たる著者が清香氏である論文である。
掲載誌
Journal of mammalian ova research = 日本哺乳動物卵子学会誌 22(3), 152-158, 2005-10-01
日本哺乳動物卵子学会
2005年10月1日以前であることがわかる。


神戸大学学位論文は認証制に変更されているため見ることができない。先月は見ることができた。まあそれはどうでもいい。気になる方は神戸大学に問い合わせていただけばいいだけである。
神戸大学附属図書館 お問合せ TEL: 078(803)7315(企画係)
https://lib.kobe-u.ac.jp/userguides/contact/

上記論文の共著者である三宅正史が神戸大学における若山清香氏の博論審査員の一人であったことはわかっている。つまり、Cの研究テーマであるクローンの論文を3人で書き、Aがそれを博論として提出し、Bがそれを審査して、Aに学位をあげたという事実に何の揺るぎもない。
もちろん何かやましいことがあるとか指摘しているのではない。事実である。

InfoLib 博士学位論文 詳細画面 - 神戸大学附属図書館
www.lib.kobe-u.ac.jp/handle_gakui/D1003564
2006/03/25 - ID, D1003564. 学位の分野, 博士(農学). 取得学位, 博士(農学). タイトル, マウス体細胞核移植に関する研究. タイトルよみ, まうすたいさいぼうかくいしょくにかんするけんきゅう. 著者, 若山, 清香. 著者別表記, Wakayama, Sayaka

次のページで2004年若山清香氏と三宅正史氏が、学会賞などを受賞したことが分かっている。
http://www.research.kobe-u.ac.jp/ans-reprod/award.htm
[2005]
・第45回日本哺乳動物卵子学会学術奨励賞受賞(2004年): 若山清香,三宅正史
・Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 102, pp. 29-33, 2005に掲載の写真が同号の表紙に採用(2005年) : 若山清香
・38th Annual Meeting of the Society for the Study of Reproduction 2005 Lalor Foundation Travel/Merit Award: 若山清香,三宅正史
・Asian Reproductive Biotechnology Society, Second Annual Conference, First Prize of Poster Presentation Award (2005年): 若山清香,三宅正史
魚拓
sayakamasashi.png

この調査時の僕のツイート



だからどうだということは何もない。そういう人も世の中に入るというだけである。

以前出したクイズ解けたかな?
Kiyoka-Wakayama_edited.jpg
obokata_2007.jpg
この人の若い頃と、平素の小保方晴子さんは雰囲気がそっくりなのである。
夫が、自分によく似た若いポスドクの女性の研究に熱中してデレデレしているのを目の当たりにした妻の心中を察することができない頭の固い連中がいわゆる擁護派にも批判派にも多すぎるのに僕は頭が痛い。

『あの日』には、この人のことはたった一か所、ハーバードから帰国の際にお土産を買う話の中で登場するだけである。一切書かれていない。キメラ作成で重大な貢献をした寺下愉加里氏の名前も出てこないように。
あれだけ他のことについては極めて詳しく細部まで書かれているにもかかわらず。『盗まれた手紙』なのである。

BPO議事録が出るまで、いろいろ想像して楽しんでください。
posted by Kose at 15:53| STAP

和モガ共培養説と小保方晴子さん『あの日』の【ご自身の発見から着想を得たようで】部分の対応 追加

和モガ共培養説と小保方晴子さん『あの日』の【ご自身の発見から着想を得たようで】部分の対応 追加
和モガ・ブログ「STAP細胞事件」-崩れていく捏造の証拠
http://wamoga.blog.fc2.com/blog-entry-129.html
http://wamoga.blog.fc2.com/blog-entry-130.html

和モガ氏がアドホックな桂調査委の混入説を論破した寺下愉加里の共培養法に関する論考の部分に対応する小保方晴子さんの『あの日』の記述は次の通りです。寺師さんの貢献の部分は【】で囲んだように若山氏の着想として隠されて書かれていることが分かります。和モガ氏がこの隠れた部分と桂調査報告の場当たり的結論の不整合に寺下さんの論文を参照して、寺下共培養手法が用いられたとしたのは『あの日』の文からも裏付けられたと思います。
 なお、ネイチャー論文でどいうふうに記述されているのかさっぱりわかりません・・・どなたかお願いします。

『あの日』第5章 思いとかけ離れていく研究より
 若山先生が、スフェア細胞からのキメラは胎児だけではなく胎盤も形成しているようだと報告された。・・・若山先生の発見はスフェア細胞がES細胞の多能性を越える分化能を有していることを示していた。
・・・
後日、解析した胎盤内にはGFP陽性細胞が存在していたが、若山先生は私に依頼した解析結果を待つことなく、【ご自身の発見から着想を得たようで】、2012年4月頃には、TS細胞(Trophoblast Stem Cells:栄養膜幹細胞)と呼ばれる、胎盤を形成する能力のある幹細胞活を樹立する培地でスフェアを培養すれば、TS細胞様の幹細胞株も樹立できるのではないかと、すでに実験を開始されていたようだった。
・・・
 また、若山先生ははご自身で予想されていた通りに、TS細胞用の培地でスフェア細胞を培養するとTS細胞用に増殖することを見出され、後に「FI幹細胞」と名づけられる幹細胞株を樹立した。6月頃には若山先生がFI幹細胞からキメラマウス作成実験を行ったところ、FI幹細胞は胎児も胎盤も形成したと報告を受けていた。こうして、若山先生はSTAP細胞から、ES細胞様の幹細胞株と、キメラマウスを作成した時にSTAP細胞と同様に退治と胎盤を形成することができる性質をもったFI幹細胞株の2種類の幹細胞株の樹立に成功された。
・・・
posted by Kose at 10:58| STAP